COLLAGEやBELIEVEを率いた名ギタリスト、22年作。翳りを帯びたメランコリックなギタープレイと儚くもエモーショナルな男性ヴォーカル。ああこれぞポーランド...と溜息が出てしまう、厳かにして透明感に溢れた音世界を繰り広げます。
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COLLAGEサウンドを継承(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
昨年復活したCOLLAGEのギタリストMirek Gil(最新作には参加していませんが)のソロ・・・というより彼が新たに立ち上げたバンドと言うのが正しいかもしれません。
その後のBELIEVEやSATELLITEへの参加もあり別プロジェクトで動き出したのかと思っていましたが、メンバーや作風を変化させつつMR.GILとしての活動も続いています。
本作について言えば、メンバとして参加しているベースとキーボードが元COLLAGEですし(音楽性の相違で解散したはずなのに・・・!?)、彼のギターもバンドの魅力のひとつだったので、発売当時は「COLLAGEの新作」的な紹介のされ方もしていました。
COLLAGEを継承しつつコンパクトで聴きやすくなり、ヴォーカリストの声質もあって、よりメロディアスで叙情性が高くなった印象ですが、その分壮大さは影を潜めたと言えなくもありません。
しかし、COLLAGEファンには無条件に受け入れられるはずですし、「叙情」とか「哀愁」という言葉に反応してしまう人はきっと好きになるアルバムだと思います。