DIACD922(DIALOGO) 【2022年発売CD】
ペーパーケース仕様。
『Third』あたりのソフツに仄かな民族テイストを纏わせたような、渋くも躍動感あるジャズ・ロックが実にカッコ良し。英ジャズ・ロック譲りの職人気質とラテン・ジャズみたいな奔放さが合わさったこのサウンド、他じゃなかなか聴けません。
イタリアはローマ出身、サックス/フルート奏者を含む5人組ジャズ・ロック・バンドが74年に残した唯一の作品。『Third』〜『Fifth』あたりのSOFT MACHINEに、パーカッションによる民族音楽テイストを纏わせたような、渋くも躍動感あるジャズ・ロックが個性的です。サックスとピアノによる即興風の緊張感ある掛け合いが、不意にパーカスを伴って陽気に舞い上がる展開が面白く、英ジャズ・ロック譲りの職人気質とラテン・ジャズのような奔放さが代わるがわる現れるスタイルは他ではなかなか聴けません。華麗でメロディアスなテーマが印象的なM1、スピーディなアンサンブルに乗ってヴァイオリンがスリリングに弾きまくるパートを持つM4などは、ARTI E MESTIERIも彷彿。『Third』期SOFT MACHINE好きの方には是非聴いてみて欲しいです!
カンタベリー・ミュージックやユーロ・ジャズ・ロックのファンはずばり必聴!イタリアの新鋭による傑作と言える2016年作2nd
2,390円(税込2,629円)
3月はいったいどんな作品が注目されたのでしょうか。視聴しながらチェックしてみてください☆
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
クールで熱い地中海ジャズ・ロックの逸品(5 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
宮坂聖一さん訳の "ITARIAN PROG"にも僅か2行だけの記事。
ローマ出身、ジャズ・ロックの佳作を1枚だけ、コレクター間でも知られていない激レア作品…。そんな逸品がよくCD化されたもんだと感心しきり、というか、持ってなきゃマズイ、という貧乏根性発揮。
伊太利Jazz Rockの魅力はEtnaやArtiに聴けるように”地中海のRockの熱さ”だと思ってる。いったいどんなシロモノだ?と思って試聴したらくそ熱い演奏なのにやけに醒めてる?Brand Xとまではいかないけれど、カケレコインフォにあるようにアラホー在籍の "Bundles" やエサリッジ時代の "Softs" に似てる。こりゃ凄い。
2つの大曲もあっという間。唯一作では勿体ない。