71年から73年にかけて活躍した幻のブリティッシュ・ハード・ロック・バンド、ダフィーの73年のセカンドにして最終作。英国的ハード・ロックでありながらも、オルガンやアコースティック・ギター等も効かせた多彩なアレンジで、プログレッシヴ性とキャッチーなグラム・ロック性を兼ね備えた音楽性は、部分的にはあのクイーンに先んじる先見性あるものであり、70年代英国ロックの層の厚さと底力を改めて思い知らされる隠れ名盤。(レーベル紹介文より)
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
HATFIELD & THE NORTH/ROTTERS' CLUB
Richard Sinclair/Dave Stewart/Phil Miller/Pip Pyleという鉄壁の布陣で録音された75年2nd、カンタベリー・ロックの最高峰に位置づけられる大傑作!
990円(税込1,089円)
ニッチ&ディープな70'sロック/プログレ新品LPよりオススメ盤をピックアップ!
70年代のニッチ&ディープな新品LPがどどっと入荷しております!その中から、CDでも人気の高いタイトルをピックアップ。CDとのツーショットでLPならではのサイズ感も実感しつつご覧いただければ幸いです☆
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結構ドラマチックに盛り上げるが…垢抜けず(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ハードロックであります。と申しましても、スプーキー・トゥースとキンクスが結婚したような音で、スピードよりもコク重視であります。わたしはこのバンドのハモンドとギターの組み合わせが好きで、とても落ち着きます。傑出した演奏者がおりませんで、のりの良さとチームワークで勝っていくタイプです。サッカーで言えば、ユーロで優勝したときのギリシャとか、マテウスがディフェンダーに下がった90年代のドイツ。こう書くと、いかにもつまらないサッカーみたいで、喩えが失敗でした。
コク重視のわりに、時々突き抜けたヘンなことをやります。6曲め「バンカー」のドラマチックなプログレ風味(ヒープ風)、4曲め「1959ロックンロール・ポップ」のぶりぶりベース(ジャック・ブルース風)、7曲め「ジョーカー」のへんてこなリズム(グランド・ファンク風)。飽きませんし、聴いているうちに応援したくなってくるから不思議です。
マカロニ・ウエスタンのサントラのような大曲が「セイント・ジョン」。わからないのが、リード・ボーカルこそバンドの顔であるのに、カバーでウサギを拾っているのが彼なのですよ。顔見せいっ。率直に言えば、あまり上手くはないかな…。さあ、あなたはこのバンドにどんな診断を下しますか。