ノルウェイのCOMPEMDIUIMからリリースされたヒュー・ホッパーの77年作2ndソロ。ホッパー独特のファズ・ベースによるマルチ・トラック録音にエルトン・ディーン、マーク・チャリグ、デイヴ・スチュアート、マイク・トラヴィス等のカンタベリー系実力派ミュージシャン達がコラボした傑作。ソフト・マシーン・ファンのマスト・アイテム!(国内盤帯より)
KEITH TIPPETT GROUP/DEDICATED TO YOU BUT YOU WEREN'T LISTENING
クリムゾンでも異彩を放ったジャズ・ピアニスト、ELTON DEAN、ROBERT WYATT、GARY BOYLEら実力派メンバーが火花を散らす英ジャズ・ロックの名作、71年作
930円(税込1,023円)
過去から未来まで!?タイトルに西暦が付いているアルバムを集めてみました。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干折れ・若干スレあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 側面部に破れあり
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どこか人を食った作風(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
あの…、ジャズっぽい感じはあまりしないので、ジャズ敬遠されているかたもどうぞ。ただ全編インストなので、歌ものでないとだめだ、の人には向きません。ヒュー・ホッパーは、ソフト・マシーンのブレーンに当たる人だと勝手に思っています。このリーダー作でも彼の奇怪な作曲を存分に楽しめるんです。ベーシストでありながら、音を大事にしない人で、ギターのような歪んだ音を出したり、バックで奇怪な演奏を続けたりしています。冒頭の曲が、実に重苦しく始まるので、最初うわあ、と思った記憶があります。
アドリブが許されているのが、エルトン・ディーンのサックスとデイブ・スチュアートのオルガンです。特にステュアート氏の頑張りがなかったら、このレコード成功しなかったんじゃないかと思います。最初にジャズ苦手な人でも大丈夫と書いたのは、このせいです。スチュアートのオルガンは実にロックですから。マーク・チャリグは、キース・ティペットから紹介があったようです。全くソロをとろうとしません。失望しました。ディーンは、オーネット・コールマン好きなんでしょう。痙攣するようなアドリブがスリリングです。
中で「ザ・ロンリー・シー・アンド・ザ・スカイ」が、フュージョン調で爽やかです。それでもホッパーは、暗黒のベースでからんできます。マイク・トラビズの技巧に感心するのもこの曲です。2023.05.13