FGBG4415(MUSEA)
廃盤。
フランスのグループだし、マイナーだけど、RTFやWETHER REPORTに対抗できるジャズ・ロック・グループ!
フランス産ジャズ・ロック・グループ、77年作2nd。ファンキーで洗練されていた1stと比べ、テクニックを前面に押し出したテクニカル・ジャズ・ロック/クロスオーヴァーを聴かせています。1曲目からすごいテンションで、QUIET SUNを彷彿とさせるような硬派なイントロで幕開けし、シャープに疾走するリズム隊の中、ギターとキーボードがめくるめく高速フレーズを交差させます。カンタベリー・タッチの柔らかで歌心に溢れたフュージョン風味も良い感じ。女性ヴォーカルも良いアクセントになっています。カンタベリーなジャズ・ロック・ファンからRTFやWETHER REPORTなどフュージョン・ファンまで自信を持ってオススメできる快作!これはかなりの力作です。
LIGHT YEAR/REVEAL THE FANTASTIC
米ジャズ・ロック、74年に録音されつつお蔵入りとなっていた1st、女性ヴォーカル、マリンバをフィーチャーしたカンタベリー・タッチのサウンドが特徴
2,390円(税込2,629円)
【タイトル追加】世界のジャズ/フュージョン・ロック特集〜シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗な名品集
世界中より、シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗なジャズ・ロック作品をセレクトしてまいりましょう。
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ZEUHL系ではない(0 拍手)
のんビリさん レビューをすべて見る
フランスのジャズ・ロックと聞いてしまうと、マグマ、ゴング、ザオに連なる音を連想してしまうが、このバンドは暗黒でもスペーシーでもない。
英米に影響を受けたとしか思えないサウンドを繰り広げてくれる。名前も出身も知らない人が彼らの冒頭1曲目を聞けば、フランスの音とは答えないのではないか。
個人的に珍しいと思ったのは、キーボーディストが女性であり、コーラスもボーカルもこなす点だ。この時代のバンドの女性の役割は、メインボーカルか、複数でのコーラスが多く、1つの楽器を任されるのは希有なことで、他のバンドでもあまり見たことのない編成だ。大抵、全員が男性である。その女性からしか発することのできないキーボードの音色は、他のフランスのバンドにはないものだ。
カケレコさんは、カンタベリーや、ウェザー・リポートのファンにすすめているが、マハヴィシュヌ、またはそれに影響を受けたバンドのファンにも受け入れられると思う。