CD134(GARDEN OF DELIGHTS)
廃盤、ボーナストラック1曲収録。
ジャーマン・シンフォ本来の武骨さに、リリカルなピアノ、泣きのギター、哀愁のメロトロンが絡む内容はもう「絶品」と言う以外にありません。男臭いヴォーカルもまたGOOD。
ドイツのシンフォニック・ロックバンドの80年作2nd。その内容は、80年作とは思えないほどの70年代プログレッシブ・ロックであり、同じく80年代に素晴らしいシンフォニック・ロックを聴かせたANYONE'S DAUGHTERやNOVALISに肩を並べる出来と言っても過言ではありません。本作では構築的なカッチリしたバンド・アンサンブルが冴え渡り、15分超えの大曲も飽きさせません。むせび泣くギターのフレーズはジャーマン・ロックファン垂涎であり、メロトロン、オルガン、アナログ・シンセなどキーボードサウンドにも恵まれ、その音の広がりと深みはまさにジャーマン・シンフォニック・ロック。ロマン派を強く感じることが出来る男性ボーカル/女性コーラスも素晴らしく、REMAISSANCEファンあたりにも訴えるものがあるでしょう。
抜群にファンタスティックなジェネシス系ジャーマン・シンフォの名作、79年発表
叙情派ジャーマン・シンフォの名グループ、キャッチーかつ優美なメロディーメイクが光る80年リリース2nd
ジャーマン・シンフォの名バンド、77年リリースの4th
女性ヴォーカルをフィーチャーしたYES系統のジャーマン・シンフォ・グループ、80年作2nd
ドイツ、77年のシンフォニックな自主制作名盤で知られる彼らが95年に発表した2nd
83年作、キャメルやジェネシスのファンは必聴と言えるジャーマン・シンフォの名作
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ATOLLやASIA MINORが好き?クールな神秘性に満ちた「秘宝的」シンフォ名盤を発掘!
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ジャーマン・シンフォニック・ロック特集 - プロテスタントの敬虔主義が息づくドイツならではのシンフォニック・ロック -
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【ユーロロック周遊日記】ジャーマン・シンフォの隠れ名バンドFAITHFUL BREATHの80年作2nd『Back On My Hill』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、ジャーマン・シンフォ界の隠れた名バンド、FAITHFUL BREATHの80年作2nd『Back On My Hill』をご紹介いたしましょう。
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おっさんハード+リリカルシンフォ。こういうのが好きなんです・・^^)(1 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
ハード・ロック体質の むさ苦しいおっさんらが精一杯シンフォへ歩み寄ったという印象。メロトロンをふんだんに使えばシンフォになるとでも思っているのでしょうか、まったく。ただし使い方がベタではあるものの全然外していないのですこれが。また曲展開やアンサンブルからしてもかなりの実力の持ち主なのがわかります。だけど何だか妙にクサい(笑)。もちろんそこがポイントです ^^)
要はヴォーカルに代表されるおっさん臭さ、ハードな展開の中にあって効果的なリリカルさ、そしてメロトロン過多のアレンジが溶け合っていてもう大満足、ということ。この絶妙なブレンド具合が実に気持ちよいのです。クサいけどね。一見カッコいいようで実はダサいジャケットも魅力的。