プログレ新鋭の中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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アルゼンチン産テクニカル・プログレ・バンドの12年作。冒頭より炸裂する、嵐のようにアグレッシヴ&テクニカルな変拍子アンサンブルにまず度肝を抜かれます。かなりヘヴィな演奏ながらも、プログレ・メタルとはならないギリギリのラインで演奏をコントロールしている印象で、あくまでプログレッシヴ・ロックとして聴かせる優れたバランス感覚が素晴らしいです。情景描写的な表現力にも優れており、南米らしいおおらかさと涼風が吹き抜けるかのような清涼感を感じさせるパートも絶妙に挿入。しかし本領はやはり猛烈な勢いで攻め立てるテクニカル・ギターを軸としたハイテンションのアンサンブルでしょう。強烈なギターと渡り合いながらもシンセサイザーでシンフォニックな色合いを添えるキーボードも只者ではありません。これは大音量にして全身で浴びるように聴きたい一枚。力作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり
ハンガリーの作曲家Ferenc Balogh Jr.によるシンフォニック・プロジェクト、17年作。彼は主に映画、テレビ、ラジオ、CMなどへの楽曲提供で知られ、国内音楽賞の受賞歴も持ちます。その音楽性は、彼が深く影響を受けたというクラシック音楽の交響的なスタイル、そしてシンセサイザーを用いた電子音楽を二本柱にしており、まさにその通りのシンフォニックかつエレクトロなサウンド。主なジャンルとしては、アンビエント・テクノやチルアウト、ニュー・エイジやワールド・ミュージックといった分類であり、プログレッシヴ・ロック的にはマイク・オールドフィールド、ギリシャのヴァンゲリス、オーストリアのガンダルフ、ドイツのクラウス・シュルツェといったアーティストたちの名前が浮かぶでしょう。本作は3枚目のスタジオ・アルバムとなっており、その内容は、Ferenc Balogh Jr.がハンガリーの宇宙ドキュメンタリー「ミルキー・ウェイ」や「エンパイア・オブ・スターズ」のために書き下ろした楽曲などを含む、極上のシンフォニック・スペクタクル。クラシック音楽と電子音楽を高次元で融合させる彼の作り出す楽曲はサイエンス・フィクションとの相性も完璧で、非の打ちどころがありません。アルバムは基本的にインストゥルメンタルを中心に進行していきますが、本作にはシンフォニックな女性ヴォーカル曲「Time」が収録されており、作詞はなんと、ハンガリーを代表するプログレ・バンド、EASTのJozsef Markusが担当。種の起源と人類の存在理由を問う楽曲群はシンフォニック・プログレ・ファン必聴のクオリティー!同じくハンガリーのAFTER CRYINGやFUGATO ORCHESTRAファンの方にもオススメです!
ハンガリーの作曲家Ferenc Balogh Jr.によるシンフォニック・プロジェクト、22年作。彼は主に映画、テレビ、ラジオ、CMなどへの楽曲提供で知られ、国内音楽賞の受賞歴も持ちます。その音楽性は、彼が深く影響を受けたというクラシック音楽の交響的なスタイル、そしてシンセサイザーを用いた電子音楽を二本柱にしており、まさにその通りのシンフォニックかつエレクトロなサウンド。主なジャンルとしては、アンビエント・テクノやチルアウト、ニュー・エイジやワールド・ミュージックといった分類であり、プログレッシヴ・ロック的にはマイク・オールドフィールド、ギリシャのヴァンゲリス、オーストリアのガンダルフ、ドイツのクラウス・シュルツェといったアーティストたちの名前が浮かぶでしょう。本作は4枚目のスタジオ・アルバムとなっており、その内容は、6つのパートに分かれた大曲「Genezis」を中心に聴かせる生命賛歌の如きシンフォニック・ミュージック。ヴァイオリン、チェロ、フルート、アイリッシュ・フルート、バグパイプ、ホルン、ベル、ドラムスといった各楽器奏者を率いて、シンセサイザーの無機質なシーケンスに壮大なオーケストレーションを絡ませます。アルバムは基本的にインストゥルメンタルを中心に進行していきますが、女性ヴォーカリストの美しいスキャットや、ラストにはシンフォニックなヴォーカル曲も収録。なお本作には、2022年5月にCOVID-19により死去したヴァンゲリスへの追悼の言葉がクレジットされています。本作を聴き終えた後に、地球をテーマにした長編ドキュメンタリーを見終わったような感覚を味わうこと必至の力作!同じくハンガリーのAFTER CRYINGやFUGATO ORCHESTRAファンの方にもオススメです!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
目立つ圧痕あり
05年結成、ポーランド出身の新鋭プログレ/スペース・ロック・グループによる21年作。人間の一生と死後について2CDにわたり描き出したコンセプト・アルバム大作です。前作をもってギタリストが脱退、今作ではエレクトロニクスを駆使したスペイシーな音響空間、シンフォニックなシンセのプレイ、パーカッションに顕著なトライバルな躍動感、そしてエモーショナルかつ厳かに歌う女性ヴォーカルらの要素が組み合わさった、エレクトロニックにして無国籍な唯一無二のサウンドを練り上げています。特筆はCD2で、44分に及ぶ1曲が収録されており、これが民族スペース・ロックとも言うべき孤高の世界観を提示していて圧巻。コンセプト通りの深遠な音空間を見事に表現しきった作品となっています。
2014年に解散したポーランド・シンフォの人気バンドQUIDAMで活躍したギタリストZbigniew Florek、フルート奏者Jacek Zasadaを含む5人組プログレ・バンドによる22年作3rd。ギター主体のソリッドな疾走感と、キーボードが担う煌びやかで浮遊感あるシンフォニック要素がバランスよく溶け合った、後期QUIDAMに通じるダイナミックな肉感と幻想性を備えたサウンドが魅力です。そこにポーランド語による語りを乗せる女性ヴォーカルも独特の世界観を作り上げていて、同国に多い美声とは一線を画するさながら魔女の囁きといった具合のダークで神秘的なパフォーマンスに惹き込まれます。ラストの14分に及ぶ大作ではイアン・アンダーソンばりの存在感抜群のフルートと、緊張感を持ちつつも歌うように滑らかでメロディアスなギターがソロを取り合う展開に興奮。QUIDAMファンであれば、これは間違いない一枚。おすすめです!
日本のデュオ・ユニットによる2011年作。共にマルチ・プレイヤーの2人が、ハーディ・ガーディ/コルネット・バイオリン/ヴィオラ・ダモーレ/クルムホルン/リコーダー/バグパイプ/サントゥール/ウードといった無数の古楽器・民族楽器を用いて作り上げる本格派中世音楽は、GRYPHONの1stが愛聴盤という方なら感動すること間違いなし。次々と折り重なるように奏でられる典雅な響きの楽器群の味わい深さと言ったらありません。GRYPHONのようなテクニックで疾走こそしませんが、何曲かはドラムやシンセ、メロトロンなども登場してトラッド・フォーク・ロック的なアンサンブルを展開していて聴き所。それにしても日本人2人でこの完成度の中世音楽を作ってしまうとは、凄まじい研鑽の末に生み出された音楽である事は想像に難くありません。力作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干スレあり
FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。08年作。「四季」を表現したコンセプト・アルバムで、メロトロンやキーボードをフィーチャーした壮大なシンフォニック・ロックに仕上がっています。ファンタスティックなパート、静謐なパート、ダークで荒涼としたパートなど、イメージ喚起力のある雄弁なアンサンブルが次々と溢れてきます。アコースティックな「静」とヘヴィな「動」との対比も鮮やか。70年代イタリアン・プログレ直系のサウンド・プロダクションもたいへん素晴らしい。オール・インスト。シンフォニック・ロックの名作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。特筆すべきは、ニューレコーディングで、生のメロトロン、ムーグ、ベースが全編に加えられ、オリジナルのファンタスティックなサウンドが一層魅力的に響いています。丁寧に紡がれるアコギ・アルペジオをバックに、フルートやヴァイオリンがうららかに舞い、キーボードが柔らかくファンタスティックに広がる。そして、分厚く鳴らされるメロトロン!プログレ/シンフォ・ファンなら号泣もののサウンドがここにあります。文句なしの名作。
廃盤、紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック1曲、定価2835
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯中央部分に色褪せあり
近年常にその動向が注目されるイタリアのシンフォニック・ロック・プロジェクト、HOSTSONATENの12年作。あまりに流麗な弦楽、繊細に奏でられるクラシカルなピアノ、きらめくような音色のアコギらが織りなす柔らかな美感に満ちたアンサンブルと、分厚いシンセを纏って力強く歩むアンサンブルとが入れ替わり立ち替わり現れ、雄大なストーリーを築き上げる圧巻のシンフォニック・ロック。熱い叙情が込められた渾身のギターソロや、汲めども尽きぬ泉のように湧きあがるメロトロンがアンサンブルを劇的に彩り、聴き手を感動へと導きます。曲展開に合わせて入れ替わるヴォーカルもそれぞれの個性を存分に発揮しており、全体を通してドラマティックな起伏に満ちたストーリーを紡ぐ効果を担っています。イタリアらしい零れ落ちるような叙情と情熱を帯びて躍動するアンサンブルがあまりにも素晴らしい、傑作シンフォニック・ロックです。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
内袋に軽微なスレあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
紙ジャケに若干圧痕あり
イタリアン・ロック界の奇才Fabio Zuffantiが率いるシンフォ・プロジェクト・バンド。本作は、12年に発表された『RIME OF THE ANCIENT MARINER』を、役者とダンサーが歌い、踊り、演じる、舞台の映像と音源を収録したもの。バンドも舞台上で演奏しており、音源だけでも十分にドラマティックだった本作が、舞台上で繰り広げられる役者の演技によって、その深く壮大な世界観をさらに味わえるようになっています。CDのほうは、バンドのライヴアルバムという聴き方をしてもやはり素晴らしい完成度。オリジナルの12年作には未収録だったパートも追加されており、聴き所となっています。仕掛け人であるこのFabio Zuffantiという方の多才ぶり、やはり半端ではありません。彼の一ミュージシャンに留まらない溢れんばかりの創造性を堪能したいという方には、是非ご覧いただきたい作品です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤に小さい汚れあり
FINISTERRE PROJECTからHOSTSONATENと改名してリリースされた実質2nd。98年作。FINISTERRE PROJECTに比べるとディストーション・ギターが入っていますが、全体的にはハードな印象はなく、端正で叙情的な雰囲気はそのまま。ジャケットのイメージ通りの、格調高くもファンタスティックな叙情派シンフォの逸品。相変わらずメロトロンもフィーチャーされています。
紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、10年版デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2700+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤に研磨跡あり
ポーランドのプログレ・ユニットによる、EP2枚を経ての19年1stフル・アルバム。マルチ・ミュージシャンBartosz Gromotkaによるソロ・プロジェクトで、ギター、ベース、キーボード、ドラム・プログラミング、ヴォーカルと全楽器を自身で演奏した意欲作です。キング・クリムゾン影響下のヘヴィ・プログレと、ポーランドらしい陰影を帯びたメランコリックな音響を融合させたようなスタイルが特徴的。特筆は主役と言えるギターのプレイで、唸るようにヘヴィなトーンで繰り出すリフワーク、エモーショナルに泣きのフレーズを紡ぐリード、瑞々しいタッチのアコースティックギターなどをオーバーダブで重ね合わせ、シリアスながらもリリカルで幻想的な音世界を築き上げるサウンドメイクが見事。ここぞという場面で湧き上がってくる(疑似?)メロトロンもツボを押さえているし、揺らめくような淡いヴォーカル&コーラスもデリケートな世界観にマッチしていて、音選びのセンスの良さが光ります。クリムゾン・ファンやポーキュパイン・トゥリーのファンにオススメの逸品!
96年に結成されたベルギーのジャズ・ロック/チェンバー・ロック・グループ。2011年作。ベルギー/ハンガリー/フィンランド/チリといった多国籍構成のメンバーが奏でる異国情緒に溢れた叙情的な旋律と、カンタベリー影響下/エストニアの新鋭PHLOXらに通じるしなやかなテクニカルさ、そしてチェンバー・ロック影響下のユーモアが鮮やかに融和した傑作。冒頭曲から特筆もの。これぞ東欧というエスニックで叙情的なテーマ、シュールなクラリネットと艶やかなアルトサックスが響き合うドラマティックで人懐っこいブラス・アンサンブル、ロック的ダイナミズムを注入するハードなギターとダイナミックなドラム、そして程良くアヴァンギャルドで華麗に転調してゆくユニークな曲構成に、思わず引き込まれてしまう名曲です。以降も男女混声のエレクトリック・フォークや、ヴァイオリンやマリンバをフィーチャーしたレコメン系チェンバー・ロック等、先人たちの遺伝子と各々が育んできた音楽的素養を遺憾なく発揮した機知に富んだ楽曲の数々。全プログレ・リスナーに推薦の、東欧期待の新鋭です。
72年の唯一作『Dedicato A Giovanna G.(ジョバンナに捧ぐ)』がイタリアン・キーボード・シンフォの名作として高い人気を誇る、HUNKA MUNKAことキーボーディスト/ヴォーカリストRoberto Carlotto。彼がなんと49年ぶりにHUNKA MUNKA名義でリリースした21年2ndアルバム!ポップな歌もの+壮大なキーボード・サウンドという作風だった1stでしたが、本作ではハードなエッジ感を持つアグレッシヴなキーボード・シンフォへとスタイルを新たにしています。1曲目、ヴィンテージ・トーンで力強く湧き上がるオルガン、クラシカルなフレーズを疾走感満点に弾きまくるシンセを軸に、各種キーボードが波状攻撃のように畳みかける厚みあるアンサンブルは、これぞイタリアン・シンフォというダイナミズムに富んでいて爽快。一方その演奏に乗る本人の歌には72年作と変わらぬ優しげな表情が滲んでいるのが何とも愛すべきところです。往年の面影を残したサウンドもいたるところで聴くことができ、3曲目や6曲目のデリケートでロマンティックな表情のインスト、1stに入っていてもおかしくない感動的な歌ものの8曲目あたりは、往年のイタリアン・ロック・ファンなら堪らないはず。全体にモダンな音作りとなりましたが、やはりHUNNKA MUNKA以外では聴けない味わいがたっぷりの好盤です。
イタリアのシンフォニック・ロック・バンドによる19年1stアルバム。もう「これぞイタリアン・ロック!」と言いたい、ダークさと哀愁が対比してドラマを描き出す70年代リスペクトに満ちたシンフォが炸裂していて素晴らしいです!ヴィンテージ・テイストのオルガンやシンセが1st時のBANCOを彷彿させるミステリアスな音空間を作り出し、エッジの立ったヘヴィなギターが突き進み、イタリア語のアクセントを強調した熱量高いヴォーカルが歌う、密度の高いアンサンブルが強烈。ギターやシンセが落ち着き幻想的に聴かせるパートでは、クラシックの素養も感じる格調高さや仄かな地中海的エキゾチズムも醸し出していて、深みある音楽性で駆け抜けます。最近のイタリアでは屈指と言える「王道」イタリアン・ロックを聴かせる快作です!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
15年より始動、キーボーディスト/ヴォーカリストFrancesco CarellaとドラマーGiuseppe Quartaによるイタリアン・シンフォ・ユニット、ヴァイオリニストやサックス奏者ら、さらに御大Richard Sinclairもゲスト参加した23年2ndアルバム。オルガンを主軸とする荘厳かつアグレッシヴなキーボード・シンフォは、これぞイタリアと言えるダイナミズムに満ちていて圧巻!目いっぱい叩きつけるような迫力あるドラミングを土台に、オルガンがクラシカルなフレーズを次々と繰り出し、ストリングス・シンセが叙情的に溢れ出し、ローズピアノは可憐に踊ります。各一曲の参加ながらソプラノ・サックスとヴァイオリンの哀愁を孕んだプレイもそんなキーボード主体のサウンドを劇的に彩っていて素晴らしい。さらに必聴なのがRichard Sinclairがヴォーカルとベースで参加するジャズ・ロックな4曲目で、Carellaとのデュエットによる味のあるスキャット&キレのあるテクニカルなベース演奏を披露、この曲のカッコ良さはかなりのもの。キーボード・プログレ・ファンには是非チェックして欲しい注目作です!
デジパック仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価3000+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
妖艶な女性ヴォーカルで幕開ける、93年結成のイタリア・シンフォ、堂々たる10年作!冒頭のヴォーカルに引き続き、力強いビートに支えられたギター・サウンド・チューンをガツンと展開。SEを用いた物語を感じさせる楽曲に、芯の強いフィメール・ヴォーカルを優しく支える、美しいピアノやストリングス・アンサンブルの演出が何処までも美意識の高い、バラードを奏でて行きます。ピアノとストリングスで叙情豊かで静かな湖面のようなインスト音楽を披露する4曲目等は、秀逸!の一言。反面最終曲は、ギター・サウンド全開と、緩急にアクセントをおいた審美的な叙情世界を魅せてくれる、良質なフィメール・シンフォ!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
NARROW PASS〜ROME PRO(G)JECTの元ドラマーLuca Grossoを中心とするイタリアのプロジェクト・グループ、20年デビュー作。FISH期MARILLIONやIQといった英国ポンプ/ネオ・プログレからの影響を公言する通り、その瑞々しくドラマチックなサウンドは80's英国にタイム・スリップしたかのよう!キャッチーなメロディを紡ぐ英詩ヴォーカル&コーラス、スティーヴ・ロザリーを思わせるエモーショナルな泣きのギター、壮大に広がる分厚いシンセ。一部の曲では荘厳なメロトロン風音色も溢れ出すなど、往年のプログレ・ファンの心をこれでもかとくすぐる完成度の高いアンサンブルが見事です。GENESIS影響下の80〜90年代ネオ・プログレ好きはもちろん、KANSASなどのハード&キャッチーなプログレ好きにも強くオススメしたい力作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さいケースツメ跡あり
イタリアのペルージャで2002年に結成されたシンフォニック・ロック・グループ、IL BACIO DELLA MEDUSAの2023年5thアルバム。PINK FLOYDのヒット曲「Money」を想起させるようなコインの音から始まる本作は、ドイツ系ボリビア人の共産主義過激派ゲリラとして知られるモニカ・エルトル(1937-1973)に着想を得たコンセプト・アルバムとなっているようです。彼らの音楽性は、アグレッシヴなバンド・サウンドで押しまくるイタリアらしいヘヴィー・シンフォニック・ロックであり、とにかくパワフルかつドラマティックなバンド・サウンドが特徴的!ヴォーカリストのSimone Cecchiniも同様に、MUSEO ROSENBACHを彷彿とさせる絶唱系の歌いまわしを披露し、フルート兼サックス奏者のEva Morelliは楽曲によってJETHRO TULLやNEW TROLLSを思い起こさせるようなツバ飛ばしフルートや、逆にジャジーかつムーディーなサックス・ソロを響かせます。イタリアン・ヘヴィー・シンフォと言ったときに想像する、理想的な音楽性を持っているバンドでしょう。また、本作のコンセプトの影響もあってか、ラテン音楽からの影響を感じさせるセクションも散見されます。ヴィンテージな音作りのイタリアン・プログレのファンの方には、まず間違いなくオススメできる1枚です!
イタリアの新鋭プログレ・バンドによる21年デビュー作。これは数いる現イタリアン・プログレ勢の中でもかなりの個性派!ハモンド・オルガンやピアノ、七色のムーグシンセらが渦を巻くクラシカルで気品たっぷりの演奏に、イタリア語のシアトリカルなヴォーカルが乗る、ジャケットに描かれる怪物との闘いをテーマにしたコンセプト作品となっています。と言ってもヴォーカルは熱く歌い込むようないかにもイタリア的スタイルとは一味違い、オペラからの影響を感じるファルセットを多用しつつ優雅に歌い上げる唱法が特徴的。個人的にはスパークス『KIMONO MY HOUSE』の1曲目で聴けるRussell Maelのヴォーカルを思い出しました。また各種キーボードがクラシカルかつダークな音色で交差する演奏と、演劇で場面が切り替わるようにクルクルと調子を変える少しアヴァンギャルドな曲構成は、まるで『フィローナ』期のLe Orme+Picchio Dal Pozzoといった風情でこちらも素晴らしい。往年のイタリアン・プログレへのリスペクトを感じさせながらも、オペラチックな独自のセンスが炸裂する力作。次にどんな展開が待ち構えているか、絶えずワクワクさせてくれる一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
74年より活動するも当時アルバムを残さなかったイタリアン・プログレ・バンド、05年再始動後の5作目となる23年作。NUOVA IDEAのギタリストRicky Belloni、QUELLA VECCHIA LOCANDAのヴァイオリン奏者Donald Lax、LE ORMEで知られるギタリストTolo Martonなど豪華ゲストが参加します。クラシカルで色彩豊かなキーボードと歌心いっぱいのギターを中心とするアンサンブルがダイナミックかつ優雅に織り上げる、これぞイタリアン・プログレと云わんばかりのシンフォニック・ロックが感動を呼び込みます。クラシカルなフレーズ満載の壮麗なオルガンと熱い叙情を帯びたギターの劇的な絡みをメインに、温かみある音色のシンセや凛としたピアノが彩りを加える、この聴き応えたっぷりのサウンドはLE ORMEファンなら堪らない内容でしょう。少しハスキーな哀愁のイタリア語ヴォーカルもナイスです。ギターがエッジの立ったプレイでリードするプログレ・ハードなナンバーも織り交ぜて起伏豊かに聴かせるアルバム構成がまた見事で、さすがベテラン・バンドの風格を帯びています。カケレコメンド!
2010年結成、鬼才FABIO ZUFFANTIプロデュースのもとデビューしたイタリアン・プログレ新鋭による20年作。BANCOをはじめとする70年代伊ロックを受け継ぐ王道スタイルにYES的な突き抜ける爽快感も加えた、ヴィンテージ色豊かなイタリアン・プログレを堂々と聴かせます。ハード・ロック的な鋭いリフワークにスティーヴ・ハウ的なスリリングな畳みかけも披露するギター、メロディアスに躍動するフルート、演奏に厚みをもたらすシンセやオルガン、シアトリカルに歌い上げるイタリア語ヴォーカルらによる濃密なアンサンブルはさすがイタリア。印象的なのが全編に散りばめた民族的なパーカッションで、地中海テイストも演奏をエキゾチックに彩っています。70年代当時の熱く濃厚なイタリアン・ロックをもう一度味わいたいという方にはもってこいの一枚ですよ〜。
1995年にイタリアのジェノヴァで結成されたプログレ・グループによる2023年の6thアルバム。その内容は、ゴシック・テイストや宗教音楽的な色合い、呪術性といったイタリアン・プログレらしいサウンドをまとったヘヴィ・シンフォニック・ロックです。引き合いに出すならば、同じくイタリアのIL BALLETTO DI BRONZOやGOBLIN、JACULAといったダークかつヘヴィーな音楽性を持ったアーティストたちでしょう。チャーチ・オルガンが荘厳に鳴り響くアルバム冒頭から、とてもイタリアらしいクラシカルな音楽性に耳を奪われます。バンド・アンサンブルはコシの強いパワフルなサウンドであり、こちらもやはりイタリアン・プログレならでは。すべてのプログレ・ファンの方にオススメできる1枚です。
イタリアの新鋭ヘヴィ・シンフォ・グループ。ムゼオのヴォーカル在籍で話題になった2010年デビュー作に続く、2013年作2nd。ヴォーカルは交代となりましたが、前任のガリフィに近い声質&声量を持つヴォーカルで文句なし!そして、何といっても往年のイタリアン・ロックを受け継ぐアンサンブル。鋭角かつ厚いトーンのギターがここぞの変拍子で鮮烈なフレーズを聴かせ、時にゆったりとメロディアスなフレーズを奏で、そのバックでは、キーボードが荘厳に鳴り響き、メロトロンが溢れる。前面には出てこないものの、流麗なフレーズを奏でるピアノや艶やかなヴァイオリンがイタリアならではのクラシカルな気品をもたらしています。時に陽光が射すような、ファンタスティックなパートも織り交ぜられ印象的。ムゼオ・ローゼンバッハはもちろん、レ・オルメ『フェローナとソローナの伝説』に通じる荘厳なオルガン・プログレの要素も受け継いだドラマティックなサウンドは、往年のイタリアン・ロックのファンは、歓喜すること間違いなし。これは傑作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースツメ跡あり
過去にはMUSEO ROSENBACHのヴォーカリストStefano LUPO Galifiが在籍したことでも知られる新鋭イタリアン・ヘヴィ・シンフォ・バンド、スタジオアルバムとしては3作目となる17年作。何と言っても本作では元ANGLAGARDで数々のプロジェクトを運営・参加するMattias Olssonが全面参加しているのが注目ポイント。ヴィンテージ・トーンのオルガンを軸に力強く鳴る輝かしいキーボード群、重厚にして華麗な伸びのあるギター、そして前作より加入し前任者に負けないどころか上回ってさえいる素晴らしい表現力のヴォーカル。イタリアン・ヘヴィ・シンフォ伝統の荒ぶるエネルギーをぶつけるような重みあるサウンドと、北欧プログレのセンスと言える洗練を感じさせるシャープな音像が一つになり、唯一無二のスタイリッシュなヘヴィ・シンフォ・サウンドが出来上がっています。音の質感自体はこれまで通り彼らのヘヴィ・シンフォニック・ロックでありながら一貫してモダンであり時にはキャッチーでもあるという凄い一枚。哀愁溢れるバラードナンバーも絶品です。これまでもハイクオリティな音を聴かせるいいバンドでしたが、ここに来て化けた印象があります。必聴!
スリップケース付き仕様、ボーナス・トラック1曲、定価2700+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
スリップケース付仕様(画像はスリップケースです)
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微な折れあり
スリップケース付仕様(画像はスリップケースです)
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
廃盤、直輸入盤(解説帯付仕様)、定価2350+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
軽微なスレあり、帯に折れあり
廃盤、直輸入盤(解説帯付仕様)、定価2350+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
女性ヴォーカルをフロントに立てたシンフォニックの傑作を多く発表したカルナタカの中心人物、イアン・ジョーンズの新プロジェクト登場!クライヴ・ノーラン等とコラボする女性ヴォーカリスト、アグニエスカをフロントに立て、TANGENTのルーク・メイシン、FROST*のドラマー、クレイグ・ブランデルと精鋭を迎えた英国モダン・プログレッシヴのスーパー・バンド的作品。可憐な歌メロにメイシンのギターが絡んだ大傑作。スティ−ヴ・ハケット等もゲスト参加!(レーベル紹介文より)
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干ケースツメ跡あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干折れあり
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ノルウェーのキャメル系シンフォ新鋭WINDMILLのギタリストStig Andre Clasonが参加する5人組バンドの19年作2nd。哀愁を帯びたメロディアス・ギターとポンプやネオ・プログレに通じるスタイリッシュで清涼感のあるメロディメイクで、エモーショナルかつハートフルに展開するプログレはかなりの完成度。聴いていてIT BITESの2nd『ONCE AROUND THE WORLD』を思い出しました。ソリッドで重量感あるギターがリードするパートも多く、プログレ・ハード好きにもアピールするサウンドです。力作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ブックレットとホチキスが付着しているページあり、圧痕あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ブックレットにスレあり、若干圧痕・小さい破れあり
オランダの4人組プログレ・グループによる22年デビュー作。PINK FLOYDばりの深遠さを湛えたアンビエント・タッチとプログレ・メタル的ヘヴィネスが劇的に対比される振れ幅大きいサウンドに終始圧倒されます。そこに散りばめられるスペイシーなサウンド・エフェクト、どこか影を感じさせるエモーショナルなヴォーカルも雰囲気抜群。メタル色はより強いですが、PORCUPINE TREEがお好きな方にオススメ!
ペーパーケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
06年にロシアはモスクワで結成された新鋭プログレ・グループ。EL&P、U.K.、イエス、ジェネシス、クリムゾン、ツェッペリンに影響を受けたKey奏者でコンポーザーのSergey Bolotovを中心にキーボード・トリオとして活動をスタートし、ヴァイオリン奏者やフルート奏者やギタリストをゲストに迎えて録音され、2014年にリリースされたデビュー作。まるでキース・エマーソンのような重厚かつテンションみなぎるピアノと艶やかに舞い上がるヴァイオリンとがダイナミックに躍動するオープニングから、デビュー作とは思えない鮮烈なプログレを聴かせます。シャープなドラム、ジャズ/フュージョンの確かな素養を感じるベースによるリズム隊も安定感抜群で特筆。瑞々しくリリカルなピアノに、フルートやヴァイオリンが静謐に響く映像喚起的なパートも素晴らしいし、レ・オルメ『フェローナ〜』ばりのキーボード・プログレもカッコ良いし、クラシカルなプログレとして、同郷の新鋭LOST WORLDや、ベテランで言えばハンガリーのAFTER CRYINGあたりと肩を並べる、と言っても過言ではないでしょう。これは素晴らしい作品。ヴァイオリンとフルートをフィーチャーしたシンフォニック・ロックのファンは必聴!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
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カリフォルニアの新鋭ジャズ・ロック/プログレ・グループ、2012年作。オープニング・ナンバーの気持ちよさときたら!たゆたうようなカンタベリー・フレイヴァーな女性ヴォーカル、そのバックで軽快にリズムを刻むエレクトリック・ギター、ダンサンブルと言えるようなリズム隊。そんな気持ち良いサウンドにサックスが強烈なブローをお見舞いし、ゴングばりの変態ジャズ・ロックへと突入。カンタベリーやレコメンを軸に、ポスト・ロックの浮遊感やヌケの良さを加えたサウンドは実に痛快!小山田圭吾がギターで参加した最近のYMOに、70年代当時のハットフィールドのメンバーが飛び入り参加!と言えば、この素晴らしさが伝わるでしょうか。これは、名作!
世界のチェンバー/アヴァン系の先鋭的なバンドを多く輩出しているAltrOckレーベルよりデビューした、カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンドによる待望の17年作2nd。前作『RAINBRO』では女性ヴォーカルを擁しカンタベリー・エッセンスをたっぷり含んだポップな音作りがたまらない個性派ジャズ・ロックを聴かせた彼らですが、本作でもその唯一無二のサウンドは健在です。全盛期ゴングばりの強度と緩急自在のしなやかさで聴かせるジャズ・ロックをベースに、カンタベリー風の芳醇かつ流麗なホーン・セクションとスラップ・ハッピーあたりを彷彿させる浮遊感あるメロディをちょっぴりミステリアスに歌う女性ヴォーカル。演奏自体は角の立った硬派なジャズ・ロック・テイストがあるのですが、一貫して軽やかなポップ・エッセンスが効いており、無骨な印象は一切与えないハイセンスなサウンドメイクが相変わらず素晴らしすぎます。前作を気に入った方は勿論、カンタベリー・ロック・ファン、ゴング・ファン、スラップ・ハッピーのファンも「これはっ!」となること間違い無しの一枚に仕上がっています。
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