これを聴かずに死ねない!? カケレコスタッフがセレクトする100枚!
ロングセラー盤と旬な作品の中から毎月セレクト!
1位 YESTERDAYS/SAINT-EXUPERY ALMA (2022)
ルーマニアのハンガリー人居住地域出身のシンフォ・グループ、待望の22年4th、雄大でドリーミーな幻想世界に圧倒される傑作!
イエスで言えば、P.バンクスがいた『時間と言葉』あたりのサウンドに『海洋地形学の物語』の神秘性を加えて幻想度を大幅アップさせたような感じ!?トランシルヴァニア地方出身の人気シンフォ・バンド、22年作♪
2位 DRY RIVER/CUARTO CRECIENTE (2022)
スペインの要注目新鋭プログレ・バンド、前作から4年を経てついに届けられた22年4thアルバム!
現代スペインが誇る新鋭プログレ・バンド、傑作『2038』から4年ぶりとなった22年作が到着!往年のQUEENにHR/HM的ヘヴィネスを纏わせたような、最高に熱くて強烈にキャッチーなサウンドに終始虜にされます!
3位 TEE/TOTAL EDGE EFFECT (2022)
22年作4th、ズバリすべての美旋律プログレ・ファンに聴いて欲しいジャパニーズ・シンフォの新たな傑作!
このサウンドが日本から生まれるとは...。フルートとギターを中心に紡がれるどこまでもファンタジックでエレガントなサウンドは、CAMELやスペインのGOTIC、豪SEBASTIAN HARDIEあたりがお好きなら激オススメ。というか、もう全美旋律プログレ・ファン必聴レベル!
4位 MATTHEW FISHER/JOURNEY'S END (1973)
ご存知、初期PROCOL HARUMで活躍したオルガン奏者が73年にリリースした1stソロ作、全編がとんでもない美メロで埋め尽くされた珠玉の傑作!!
プロコル・ハルムからブルージーさを除き、叙情性とクラシカルな要素だけを抽出してポップに聴きやすく仕上げた感じ?初期プロコル・ハルムで活躍したオルガン奏者による美メロ満載1stソロ、プロコル・ハルム・ファンは勿論、ニッチ・ポップ・ファンにもオススメ!
5位 MORPHINE DESERT -TRIO ACOUSTIC-/TALES OF THE DESERT
ピアニスト北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・グループの22年1st、クラシックや現代音楽の要素も取り込んだイマジネーション溢れる音世界が圧巻!
ピアニスト北川とわ率いるアコースティック編成の新グループ!「砂漠」を作品テーマに、クラシックや現代音楽の要素を取り込んだイマジネーション溢れる世界を描きます。圧倒的表現力のピアノは勿論、鳥肌が立つほどのオペラチックな高音を披露する女性ヴォイスにも注目!
6位 BRIAN SHORT/ANYTHING FOR A LAUGH
BLACK CAT BONESで活躍したヴォーカリストによる71年唯一作、英フォーク・ロック/スワンプ・ロックの大名作、Alan WhiteやMax Middletonが参加
『有刺鉄線サンドウィッチ』でお馴染みブラック・キャット・ボーンズのヴォーカルが、こんな見事な英スワンプ作を残していたとは。本場スワンプにも引けを取らない芳醇すぎる演奏&ゲイリー・ブルッカー彷彿の哀愁溢れる歌声の組み合わせ...こりゃ泣ける〜。
7位 MYLON(MYLON LEFEVRE)/MYLON (1970)
クリスチャン・ロック・シンガーとして活躍するMylon LeFevreの70年作。アラン・トゥーサンがプロデュースした米スワンプ名盤!
ミシシッピ出身のゴスペル・シンガーによる70年作。プロデュースはアラン・トゥーサン、バックにアトランタ・リズム・セクション、メリー・クレイトン、クライディ・キング…ってもう間違いなしの米スワンプ名盤!
8位 FREN/ALL THE PRETTY DAYS (2022)
ポスト・ロックを通過した洗練性&音響感覚+フロイドをバックボーンとするポーランドらしいメランコリー&深い陰影、ポーランドの新鋭インスト・プログレ・バンドによる待望の22年2nd!
ポスト・ロック的洗練性と音響感覚+フロイドをバックボーンに持つメランコリーと深い陰影。残響が木霊する幻想のギターとひたすら切なく美しいピアノが織り上げる、暗闇の中から浮かび上がるように劇的なサウンドが素晴らしい待望2ndアルバム!
9位 JUSTINE/JUSTINE (1970)
70年リリース、美しい男女コーラスと幻想的なアレンジが光る英フォークの名作
これは心洗われる英フォーク〜!女性3人と男性2人によるコーラス・ワークは天上の美しさですね。
10位 SIIILK/EEMYNOR (2022)
PULSARのキーボーディストとギタリストによって結成されたバンドの22年3rd、CAMELやPINK FLOYDのファン、PULSAR『Halloween』が好きな方に是非体験して欲しい音世界!
あのPULSARのkey&gによって結成された仏バンドの22年3rd。CAMELやPINK FLOYDのファン、そしてPULSAR『Halloween』が好きな方に是非体験して欲しい、叙情的にして夢想的な音世界が素晴らしい絶品シンフォ!
11位 MILLENIUM/TALES FROM IMAGINARY MOVIES
ポーランド・シンフォ・シーンの人気グループ、22年作、80s〜キャメルやフロイドを受け継ぐこれでもかとドラマティックなサウンドが溢れ出す会心作!
現ポーランド・シンフォの雄、待望の22年作!ラティマーばりに泣きまくる哀愁のギターと、フロイド譲りの深遠な音空間を作り上げるキーボード、そして新ヴォーカルの情緒豊かな歌唱。どこを切り取ってもグッと来てしまうドラマ性に満ち満ちた会心作!
12位 DENNIS COFFEY AND THE DETROIT GUITAR BAND/EVOLUTION (1971)
モータウン所属セッションマンとして活躍したギタリストが率いるサイケデリック・ソウル・インスト・バンド、71年作!
モータウンに所属したギタリストによるこのアルバム、凄く良いです。ゼップの名曲のリフを拝借しサイケデリック&ソウルフルなインストに仕立て上げたナンバー、ジェフ・ベックに通じるトリッキーな音運びに痺れるナンバーなど、英ロック好きにもきっと刺さる一枚!
13位 POTEMKINE/FOETUS
Goubin3兄弟を中心とする仏ジャズ・ロック・グループ、76年1st、MAGMA譲りの暗黒とMAHAVISHNU ORCHESTRAばりの演奏強度で聴かせるユーロ・ジャズ・ロック傑作!
MAGMA譲りの暗黒、MAHAVISHNU ORCHESTRAの向こうを張る演奏強度、そして繊細に音を描く芸術的感性を兼ね備えたユーロ・ジャズ・ロックの傑作。これは凄い作品...!
14位 HOST/PA STERKE VINGER (1974)
ノルウェー出身、強烈な哀愁を放つ泣きのハード・ロック、74年デビュー作
NWOBHMに通ずるエッジの立ったアグレッシヴなギターリフ、強烈に哀愁を帯びた泣きのメロディ、線は細めながらエモーショナルな歌唱が胸を打つヴォーカル。70s北欧ハードの名盤!
15位 FLAMBOROUGH HEAD/JUMPING THE MILESTONE
現オランダを代表するシンフォニック・ロック・グループ、スタジオ盤としては9年ぶりとなった22年作!
9年ぶりの作品とは思えない、何事もなかったようにFHらしさ100%のサウンドを繰り広げる22年作。美旋律ギター&リリカルなフルートを操り「オランダのアンディ・ラティマー」の名を欲しいままにするEddie Mulderの活躍に注目!
16位 LOST VISION OF THE CHANDOO PRIEST/LOST VISION OF THE CHANDOO PRIEST (2022)
イタリア、UNREAL CITYやCELLAR NOISEで活動するマルチ・プレイヤー2人による新鋭ユニット22年1st、70s伊ロックへの愛情100%のヴィンテージ・インスト・プログレ!
新鋭でここまで70sイタリアン・ロックと言われても不思議に思わないサウンドそうそうありません。UNREAL CITYやCELLAR NOISEで活躍するマルチ奏者2人が創り上げた、70s伊ロックへの愛情100%インスト・プログレ!
17位 ANTONY KALUGIN/REBIRTH (2022)
KARFAGENを率いるウクライナ出身キーボーディスト/コンポーザー、CAMELをニューエイジに寄せて民族フレイヴァーを纏わせたような22年作!
CAMELをニューエイジに寄せて、民族フレイヴァーを纏わせたようなサウンド!?KARFAGENを率いる才人の22年作で、神秘的な音空間を作り上げるシンセ&ラティマーばりのプレイで天を駆けるギターが織りなす極上インスト・シンフォ!
18位 MIRABAI/MIRABAI (1975)
米女性SSWの75年唯一作。ドン・ニックスがアレンジを手掛けたスワンプ・ロック名作!
冒頭からこれぞスワンプ・ロックという跳ねまくりの演奏とソウルフルでパワフルなヴォーカルが炸裂。ドン・ニックスがアレンジを手掛けた75年作!
19位 MATTHEW FISHER/I'LL BE THERE
初期PROCOL HARUMで活躍したオルガン奏者、傑作1stソロ『JOURNEY'S END』発表の翌74年にリリースした2ndソロ作!
前作を受け継ぐ感動の美メロ曲をメインに、ごきげんスワンピーなナンバーも織り交ぜてロック色を強めた2nd。キーボードのみならずギターやハーモニカ演奏も披露するマルチ・プレイヤーぶりにも注目!
20位 60000000 BUFFALO/NEVADA JUKEBOX (1972)
ブルージーなヴォーカルがかっこいい女性シンガー擁する米ロック・バンド、72年唯一作!
60年代から活動したフォーク・ブルース・シンガーJudy Roderickの貫禄あるヴォーカルがかっこいい72年唯一作!パワフルなだけじゃなくしっとりした曲での憂いある声も良いなぁ。
21位 ABLUTION/ABLUTION (1974)
Bjorn J:son Lindh、Jan Schafferらスウェーデンの凄腕とQUATERMASSのJohn Gustavson&Peter Robinsonが結成したジャズ・ロック・バンド、テンションMAXで畳みかける痛快ジャズ・ロック74年唯一作!
QUATERMASSの2人John Gustavson&Pete Robinsonが北欧の凄腕たちと組んだ超絶ジャズ・ロック作!このテンションMAXで畳みかける凄まじい演奏、MAHAVISHNU ORCHESTRAファンなら「おおっ!」となるはず。
22位 ALCO FRISBASS/LE MYSTERE DU GUE PUCELLE
要注目のフレンチ・プログレ新鋭、22年3rd、PICCHIO DAL POZZO+KING CRIMSONと言うべきアーティスティックなメロトロン・プログレ傑作!
フランスの人気アヴァン・プログレ・トリオ、待望の22年作!冒頭からかなり素晴らしいです。この1曲目、例えるなら1stをレコーディング中のPICCHIO DAL POZZOに、KING CRIMSONがメロトロン担いで飛び入り参加したかのよう!?
23位 KYRIE ELEISON/FOUNTAIN BEYOND THE SUNRISE (1976)
「オーストリアのGENESIS」とも云われるシンフォ・グループ、76年にリリースした1stアルバム、『TRESPASS』『NURSERY CRYME』がお好きなGENESISファンにオススメ!
「オーストリアのGENESIS」とも称される、この幻のシンフォ・グループをご存知? この76年作、「The Knife」「The Musical Box」などのエキセントリックさを孕んだ初期GENESISナンバーがお好きなら、きっと堪らない逸品ですよ〜。
24位 PASAJERO LUMINOSO/PUJOL (2021)
アルゼンチン出身ジャズ・ロック/フュージョン・グループ、21年作4th、カンタベリー彷彿の流麗な音使いと南米らしい芳醇なメロウネスが溶けあったジャズ・ロックは今作でも絶品!
カンタベリー・ロック彷彿の緻密かつ流麗な音使いと南米らしい芳醇なメロウネスが溶けあったジャズ・ロックは、今作でも絶品の一言。アルゼンチンのみならず現南米で最も注目に値するジャズ・ロック・バンドによる待望4th!!
25位 ENGLAND/CONCERTS IN JAPAN (2022)
英国プログレの至宝と言える人気グループ、07年の来日公演を収録!
日本限定で発売された『ライヴ・イン・ジャパン~聴耳』に4曲が追加された形の、06年奇跡的来日公演決定版がリリース!『GARDEN SHED』全曲が堪能できちゃいますよ〜☆
26位 ARS PRO VITA/TRUTH
ブラジルの新鋭シンフォ・グループ、GENESISやPINK FLOYDへのリスペクトを本格派クラシカル・シンフォに昇華させた22年作4th!
ファンタジックなメロディとそれを歌うP.Gabriel彷彿のヴォーカルそして幻想的なメロトロンの調べは初期GENESISを、SEやモノローグを効果的に用いたストーリー性に富んだ楽曲構成はPINK FLOYDを想起させる、ブラジルから届いた凄い作品がこれ!
27位 SAMURAI OF PROG/AUTUMN TO THE PHOENIX STAR (2022)
人気多国籍シンフォ・グループ、前作『SPAGHETTI EPIC 4』に続く2022年作第二弾!
人気多国籍シンフォ・グループ、22年作第二弾!今回はSFチックなジャケですが、サウンドはSOLARISやLITTLE TRAGEDIES彷彿のスケールと熱気で畳みかけつつ、フルートやピアノが悠久のロマンをかき立てる、壮大にして繊細な表現も行き届いた絶品シンフォ!
28位 KERRS PINK/KERRS PINK (1980)
80年リリース、コロコロとした音色で丁寧に紡がれるギター&キーボード、これぞ北欧シンフォの魅力に溢れた名作1st!
ハモってハモって泣きに泣きまくるツイン・リードのギター、優美なフルート、ファンタスティックなキーボード!いかにも北欧的な人なつっこいメロディも胸に染みるし、ノルウェー産叙情派シンフォの傑作!
29位 NUCLEUS(IAN CARR NUCLEUS)/UNDER THE SUN
英国ジャズ・ロックの最高峰グループ、彼ら流のジャズ・ファンクを追求した74年の意欲作!
ソフツと並ぶ英ジャズ・ロックの名グループ、74年作。彼ららしい知的でクールなアンサンブルを軸としつつ、ジャズ・ファンク的な跳ね感やブラス・ロック風の疾走感を取り入れたサウンドが魅力です。新加入の名手Gordon Beckによる華麗なエレピも聴き所!
30位 ALIANTE/DESTINAZIONI OBLIQUE (2022)
17年結成のイタリアン・シンフォ・グループによる22年作3rdアルバム、CAMEL的叙情性とイタリアらしいアグレッシヴさ&ダイナミックさがバランスした傑作!
CAMEL的情景描写力に長けた繊細なタッチを見せつつ、分厚いキーボードが牽引する伊プログレらしいダイナミズムもたっぷり盛り込んだ傑作。CAMEL的叙情パートから一転、重厚ながらも目まぐるしく場面転換していくパフォーマンスは、これぞイタリアって感じで最高!
31位 RADIATOR/ISN'T IT STRANGE (1977)
LINDISFARNEを率いたAlan Hullが77年に立ち上げたプロジェクトの唯一作、LINDISFARNEに米ルーツ色を少し加えたような感じ!?
LINDISFARNEのアラン・ハルが率いたこのプロジェクトをご存知かな?アラン・ハルお得意の叙情派フォーク・ロックはもちろん最高に素晴らしいんだけど、アメリカ志向のゴキゲンなロック・チューンもまた良いんですよねぇ〜。
32位 FALLENROCK/WATCH FOR FALLENROCK (1974)
レイフ・ヴァンホイ在籍米ロック・バンド、カプリコーン・レーベルからリリースされた74年作。爽やかさいっぱいのウェストコースト・ロックの隠れた名作!
米国の3人組フォーク・ロック・バンド、74年唯一作。とにかく瑞々しくポップなメロディーと爽やかなヴォーカル&ハーモニーが素晴らしい。本作のみで終わったのが惜しまれます。ウェストコースト・ロックの隠れた名作!
33位 VANESSA/BLACK AND WHITE (1976)
ノルウェー出身、ダンサブルなリズム感覚が心地いい、テクニカル・ジャズ・ファンク/フュージョン、76年2nd!
一聴ではクラブでも重宝されそうな踊れるグルーヴを聴かせているようでいて、さりげなく突っ込まれる変拍子に足がもつれそうになる感じ。このノルウェー産ジャズ・ロック、RTFファンからH.ハンコック『HEADHUNTERS』ファンまで是非!
34位 RECREATION/MUSIC OR NOT MUSIC
ベルギーのアート・ロック/プログレ・グループによる72年2nd、痛快なキーボード・ロックとエクスペリメンタル要素が融合した、これぞアート・ロックと呼びたい傑作!
ELP+GRACIOUS+アヴァンギャルドな実験精神!?ベルギーのマイナー・グループによる72年2nd、痛快に弾き倒すキーボード・ロックと、摩訶不思議なエクスペリメンタル要素が融合した、これぞ「アート・ロック」と呼びたい傑作!
35位 MORNING/MORNING (1970)
美メロの金太郎飴!実にメロディアスな米フォーク・ロックの逸品、70年作
バーズが好き? そんで、デイヴ・メイスンやイアン・マシューズあたりのアメリカ憧憬の英フォーク・ロックが好き? でしたら、このアメリカのグループMORNINGは必殺ですぜ!美メロの金太郎!
36位 HEADSTONE(UK)/HEADSTONE (1975)
元RARE BIRDや元ATOMIC ROOSTERのメンバーらによるブリティッシュ・ロック・バンド、ラスト・アルバムとなった75年作2nd
グルーヴィに躍動するドラム&ベースが生むファンキーなリズムに乗って、ギターとヴァイオリンがシャープなトーンで哀愁フレーズを応酬させるアンサンブルがとにかくカッコいい!元RARE BIRDや元ATOMIC ROOSTERのメンバーらによるバンド、75年2nd!
37位 カルティヴェイター/幼年期の方針 (1981)
スウェーデン、知性的かつ凶暴!カンタベリー・フレイヴァーも漂わせる絶品北欧ジャズ・ロック!81年唯一作
世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは!加えてアネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなこの畳みかけるへヴィネス!
38位 ALEX CARPANI/MICROCOSM (2022)
イタリアを拠点に活動する実力派キーボード奏者&コンポーザー、22年作、David Jackson、Theo Travis、David Cross、Jon Davisonなどが参加!
D.Jackson、T.Travis、D.Cross、J.Davisonらが参加の22年作!幕開けはクリムゾン「Starless」のカバーで、コズミックでハイセンスな音響空間と、原曲本来の虚空を彷徨うような切ない旋律が違和感なく一体となっていて素晴らしい〜!
39位 ANDY FAIRWEATHER LOW/LA BOOGA ROOGA
元AMEN CORNER〜FAIRWEATHER、クラプトンやロジャー・ウォーターズのツアーサポートでも知られる英ギタリスト/SSW、英米の豪華メンツが参加した75年2ndソロ
ギャラガー&ライル、スティーラーズ・ホイール、G.フェイム、B.レドン、K.ジョーンズなど英米の豪華メンツが大挙した2ndソロ。ユルくもゴキゲンに紡ぐカントリー・ロッキン&パブ・ロッキンな演奏と、愛すべきヘロヘロ・ヴォーカルが最高にマッチ!
40位 ARNAUD QUEVEDO & FRIENDS/ELECTRIC TALES
フランス出身、フルート・サックス・ダブルベースを含む新鋭ジャズ・ロック・グループによる2021年デビュー作。
ZEUHL系にも通じるテクニカルで緊張感あるジャズ・ロックを土台に、カンタベリー・ロックやケベックのMANEIGE彷彿の芳醇でドリーミーなタッチを絶妙に織り込んだスタイルが唯一無二。ダブルベースのふくよかな響きが良いなぁ。
41位 TIGER MOTH TALES/A SONG OF SPRING (2022)
キャメルの鍵盤奏者としても活躍するPeter Jonesによるソロ・プロジェクト、GENESIS&CAMEL&MOON SAFARIファンに是非ともオススメしたい22年作!
GENESIS&CAMELを受け継ぐ、どこまでも瑞々しくファンタジックなメロディアス・シンフォニック・ロックに心躍ること間違いなし!CAMELのキーボーディストに抜擢された才能が、持ち前の演奏技術とメロディセンスを惜しみなく注ぎ込んだ会心作!
42位 METRO/METRO (1976)
Duncan Brown在籍のモダン・ポップ・バンド、76年1stアルバム!
名SSWダンカン・ブラウンが結成したモダン・ポップ・グループと言えば?10ccのような美しさと捻りを備えたオシャレなモダン・ポップ・サウンドと、SSW的ナイーヴさが溶けあった唯一無二のサウンドが魅力です♪
43位 minoke?/+ta(タスタ) (2021)
カンタベリー・ロック彷彿のジャパニーズ・ジャズ・ロック・バンド、21年作4th、HF&NやHENRY COW、エストニアのPHLOXがお好きなら必聴です!
カンタベリー・ロックへの憧憬が滲む淡い叙情性と強靭なテクニックが同居するサウンドは、HF&NやHENRY COW、エストニアのPHLOXなどがお好きなら必聴モノ。今最も注目すべき国産ジャズ・ロック・バンドによる21年作!
44位 FREE WAVE SYSTEM/NONOSTANTE TUTTO (1981)
テクニック抜群!イタリアのジャズ/フュージョン・ロック・グループ、81年作
ソフト・マシーン『4th』収録の悶絶オープニング・ナンバー「Teeth」が好き? でしたら、このマイナーなイタリアン・ジャズ・ロック・グループ、気に入ってくれると思います☆
45位 RAFAEL PACHA & KIMMO PORSTI(PACHA & PORSTI)/VIEWS FROM THE INNER WORLD
SAMURAI OF PROGのドラマーKimmo PorstiとSOP常連参加ギタリストRafael Pachaによるユニット、22年作
GENESISタイプのシンフォに北欧トラッドの神秘性や中世的なロマンティックさが散りばめられた、他にはないGENESIS憧憬シンフォを提示。新たなSAMURAI OF PROG関連プロジェクトによる充実のデビュー作!
46位 CHRISTIAN MARIOTTO/MENTAL PALACE
フランスのジャズ系ドラマーによる22年リーダー作、カンタベリー・ファンやECM作品のファンにオススメの絶品ジャズ・ロック!
NATIONAL HEALTHをスピーディーにしたようなこの1曲目、カッコいいー。と思ってたら、まるでECM作品のような静謐なアンビエント・ジャズまで披露していて、このフレンチ・ジャズ・ロック新鋭は注目ですよ〜。
47位 WHITE MOLYA/MOLYA IN NOVUM (2022)
ポーランドの新鋭バンド、硬質感と哀愁を帯びたメロウなタッチが絶妙に溶け合ったクリムゾン色も漂うモダン・ジャズ・ロックが素晴らしい22年デビュー作!
硬質感と哀愁を帯びたメロウなタッチが絶妙に溶け合った、クリムゾン的ヘヴィネスも漂わすモダン・ジャズ・ロックが素晴らしい〜。シンフォ系が注目されるポーランドですが、こんな最高のジャズ・ロック・バンドが登場してます!
48位 AFFINITY/AFFINITY(4CD BOX) (2021)
Vertigo産オルガン・ジャズ・ロックの傑作を残した名グループ、アルバム本編と関連音源をまとめた21年リリースの4CDボックス!
英国オルガン・ジャズ・ロックの代表作として名高い唯一作とその前後にレコーディングされた音源をまとめた4CD。Vetigoが誇る名バンドの変遷を追うにはうってつけのボックス!
49位 DAAL/DAEDALUS
ダークな世界観を持ち味とするイタリアン・シンフォ新鋭、22年作
ギターとピアノを軸とするダークな音世界と、メロトロンを伴った叙情派シンフォ展開が劇的に対比するスタイルは初期から変わらず孤高。インストながら、これぞイタリア!と思わせるダイナミックで雄弁な音の流れに圧倒されます...!
50位 LOTHAR JAHN/DREAMS OF 75 (2022)
77年にシングルを残したドイツのSSW/マルチ・プレイヤー、22年フルアルバムと77年シングル音源を収録、初期マイク・オールドフィールドが好きな方は要チェック!
さまざまな弦楽器・鍵盤楽器・打楽器、さらには古楽器群まで数十種類の楽器をほぼ一人で操り作り上げられた22年作。70年代初頭から活動するマルチ・プレイヤーで、そのサウンドはズバリ「ドイツのマイク・オールドフィールド」!
51位 STUCKFISH/DAYS OF INNOCENCE (2022)
18年デビューのイギリス出身プログレ・グループ、22年作3rd、スケール大きく聴かせる心地よさ100%のメロディアス・ロック快作!
晴天の空いっぱいに音が広がるような、とにかくスケール大きくて心地よさ100%のサウンドに心奪われます。Tony Banks譲りのファンタスティックなキーボードも華を添える、英メロディアス・プログレ22年作3rd!
52位 FIRST LIGHT/FIRST LIGHT (1978)
オーストラリア産ジャズ・ロック/ジャズ・ファンク・バンド、78年唯一作、ARTI E MESTIERIのテクニックと美しい音使いが魅力的な大傑作!
緻密すぎるドラム、S.ハウばりに疾走するギター、流麗に舞うエレピ、オリエンタルなフレーズをギターとユニゾンするサックスらが一斉に飛び出す1曲目から、来た来た来たー!って感じです。こんな最高のジャズ・ロックがオーストラリアの地に眠っていたとはっ!と感動〜。
53位 FRAMAURO/MY WORLD IS ENDING
ポーランド、90年代末に活動したMILLENIUMのリーダー/キーボーディストによるソロユニット、24年ぶりの22年復活作!
MILLENIUMのリーダーがかつてのソロユニットを再始動させ四半世紀ぶりに2ndをリリース!『The Wall』期フロイド+80年代後半以降のキャメルと言ったスタイルのメロディアス・ロックで、本人による切々とした哀愁たっぷりのハイトーンvoがグッとくる〜。
54位 LADY LAKE/NOT FAR FROM LLYN LLYDAW
自主制作された77年の名作で知られるオランダのシンフォ・グループ、22年作!
77年の名作で知られるオランダのグループ、22年作!ハモンド/ミニムーグ/ローズ/メロトロンを駆使し優美で格調高い音世界を描くキーボード、気品高くもメロディアスなヴァイオリン。シャープな技巧と水彩画のように淡く滲むファンタジーが調和した絶品シンフォ!
55位 ODESSA/L'ALBA DELLA CIVILTA (2022)
「新世代のOSANNA」と言える現イタリアン・ヘヴィ・シンフォ屈指の実力派バンド、13年ぶりとなる22年作3rd!
オザンナ好きに今一番オススメしたい作品!アグレッシヴかつ祝祭感も香り立つ、これぞイタリア!と言うべきドラマチックなサウンド、もう素晴らし過ぎます...。
56位 MENDOZA/MENDOZA (1972)
スウェーデン、一筋縄ではいかないジャジー&ブルージー&ファンキーなプログレが炸裂する72年唯一作!
重いリフを次々と繰り出すギター、奔放に吹きまくるトランペット、英ロックに通じる哀愁を孕んだジェントルな英語vo。曲者感ぷんぷんのジャケの通り、一筋縄ではいかぬジャジー&ブルージー&ファンキーなプログレが炸裂するスウェーデン産72年作!
57位 SPIRALE/SPIRALE
ローマ出身のジャズ・ロック・グループ、『Third』期ソフツに民族フレイヴァーを纏わせたような個性派ジャズ・ロックを聴かせる74年唯一作
『Third』あたりのソフツに仄かな民族テイストを纏わせたような、渋くも躍動感あるジャズ・ロックが実にカッコ良し。英ジャズ・ロック譲りの職人気質とラテン・ジャズみたいな奔放さが合わさったこのサウンド、他じゃなかなか聴けません。
58位 DOCTOR DOWN TRIP/DOCTOR DOWN TRIP (1973)
ベルギー産、スタジオで聴いているような音圧に圧倒される炸裂ハード・ロック!
このベルギー産ハード・ロックかなり格好良し。ヘヴィかつタイトなドラム、アグレッシヴに絡む2本のギターに圧倒されます。ブリティッシュ・ハード・ロック好きも楽しめるはず!
59位 YUGEN/DEATH BY WATER (2016)
00年代屈指のチェンバー・ロック・バンド、2016年作、アルバム1秒目からレッドゾーン振り切りまくる驚愕の傑作
アルバムの1秒目からレッドゾーン吹っ切れまくり!怒涛のビブラフォンとサックスのユニゾン。マシンガンのようなギター。高速変拍子。クリムゾンやユニヴェル・ゼロに一歩も引けをとってません!
60位 CANADA/MALAKUT (2021)
日本、ツインギター/チューバ/ドラムの変則カルテットによる21年1st、クリムゾンが『RED』のテンションでジャズに傾倒したようなテクニカルな重量級ジャズ・ロック傑作!
まるでクリムゾンが『RED』のテンションそのままにジャズへ傾倒したような、国産ヘヴィ・ジャズ・ロック!この緊張感、マハヴィシュヌ・オーケストラのファンもイチコロだろうな...。
61位 WARA/EL INCA
原盤は南米屈指の激レア盤、ボリビアン・ヘヴィ・シンフォの秘宝的名作、73年作!
格調高い管弦楽器と儀式めいたアグレッシヴなオルガン、エッジの効いたギターが絡み合う、ヘヴィかつミステリアスなシンフォニック・ロックが圧巻。これほどの作品が、73年のボリビアで生まれたとはっ!
62位 EHALA/NOGISTO/KAPPEL/VOLKONSKI (RUJA)/ROCKOOPER "JOHNNY" (2021)
エストニア・ロックを象徴する名プログレ・バンド、80年に作曲されたロック・オペラ用作品『Johnny』を再録した21年作!
初期〜全盛期メンバーを軸とする演奏と、演劇のキャストらのヴォーカルによって繰り広げられるクラシカル&シアトリカルなサウンドは、70年代の彼らと少しも変わらず忙しなくも気品たっぷり。エストニア・ロックのレジェンドによる事実上の復活作!
63位 サーカス/サーカス・デビュー! (1976)
スイス最高峰のプログレ・バンドである彼らが76年にリリースした1stアルバム、ずばり5大バンドの名作クラスにも比肩するユーロ・ロック大傑作!
まるで初期クリムゾンとVDGGとジェントル・ジャイアントが融合したかのような驚愕のサウンドだって!?スイス最高峰プログレ・バンドによる76年作1st、名盤2ndに劣らずの大傑作ですっ。
64位 CHIHIRO S./CHRONICLE OF MR. CHAOS & DR. AVANT-GARDE
ジャパニーズ・チェンバー・ロックの先駆的バンドLACRYMOSAを率いたベーシスト/マルチ奏者による22年作、民族音楽/トラッドとアヴァン・プログレが混じり合った神秘的にして異形の音世界!
まるでCOMUSにバルカン地方や中近東由来のエキゾチズムを纏わせたかのようなサウンドは、神秘的にしてあまりに異形。民族弦楽器が緻密に絡み合い、ヴァイオリンが狂乱し、呪文詠唱のようなヴォーカル・パフォーマンスが渦巻く戦慄の音世界!
65位 STARS/STARS (1975)
Alan Rossを中心に結成されたバンド、痛快なブリティッシュ・ファンク・ロックを聴かせる75年唯一作!
才人Alan RossやATOMIC ROOSTER〜IBISのドラマーRic Parnellらが組んだバンド。本場米国顔負けのファンキーな粘り気と英バンドらしいソリッドさがバランスした極上の英ファンク・ロックを聴かせる唯一作!
66位 VESPERO/SONGO (2021)
05年デビュー、ロシア出身のサイケ・プログレ/ジャズ・ロック・バンド、意表を突くメロディアスで浮遊感たっぷりのシンフォニック・ロックを繰り広げる21年作!
GONGを継ぐエネルギッシュで疾走感抜群のスペース・サイケ・ジャズ・ロックを聴かせた旧来とは打って変わり、女性voと中央アジアの民族エッセンスをフィーチャーした神秘的なシンフォニック・ロックを繰り広げます。エモーショナルに深化したサウンドに圧倒される21年作!
67位 EPIDERMIS/GENIUS OF THE ORIGINAL FORCE
71年結成のジャーマン・プログレ・バンドによる77年デビュー作、これはドイツのYES/GG系バンドとして間違いなく最高峰のレベル!
これ、ドイツのYES/GG系プログレとして間違いなく最高峰レベルにあると思います。硬質でテクニカルな『こわれもの』YESばりの演奏に、GG影響下の複雑で荘厳なコーラスが乗る、凝りに凝ったサウンドは実に素晴らしい完成度ですよ〜。
68位 KARFAGEN/LAND OF GREEN AND GOLD (2022)
ウクライナ出身の鬼才コンポーザー/key奏者Antony Kalugin率いるシンフォ・グループ、2022年作!
CAMELのリリカルな幻想性とTHE FLOWER KINGS的ダイナミズムを合体させたようなスケール大きなサウンドは、相変わらず文句のつけどころのない完成度。アコーディオン系の楽器が軽快に踊り込む東欧ルーツを感じさせる民族エッセンスも見事な22年作!
69位 ANTONY KALUGIN/CHAMELEON SHAPESHIFTER (2021)
KARFAGENやSUNCHILDを率いるウクライナ出身の才人キーボーディスト/マルチ・プレイヤー、2枚目の2021年リリース作!
自身が率いるKARFAGENでも毎年ハイクオリティな作品を発表しながら、なんとソロでも21年2枚目となる作品をリリースだと!?KARFAGENのメンバーとのバンド編成で、シンフォニックな厚みを増したCAMELと言えそうな音世界を紡ぎ出す会心作!
70位 IL GIRO STRANO/IL PIANETA DELLA VERITA (2021)
CORTE DEI MIRACOLIのキーボーディストが在籍したイタリアン・プログレ・バンドの71-73年未発表音源集!
76年に唯一作を残したCORTE DEI MIRACOLIのキーボーディストが、それ以前に在籍していたバンド。・・・ってニッチすぎですが、この発掘音源、聞いてみるとイルバレやオザンナやアレアあたりを想起する尋常じゃないエネルギーがみなぎっていて驚愕!
71位 LA BOTTEGA DELL'ARTE/DENTRO (1977)
イタリアン・ラブ・ロック至高の名作、77年リリース2nd
キーボードを主体とした淡く繊細な音づくりとひたすらセンチメンタルに紡がれるメロディの美しさにより、プログレファンから多くの支持を集めるラブロック・グループ。ため息が出るほどに美しいこの曲をどうぞ...。
72位 KGB/KGB (1976)
マイク・ブルームフィールドやカーマイン・アピスらによるスーパーグループ、76年作!
クラプトンも驚愕したホワイト・ブルース最高のギタリストと言えば? 彼が70年代中期に結成したスーパー・グループがこちら。クラプトン『スローハンド』に与えた影響もあるはず!
73位 CAST/VIGESIMUS (2021)
現中南米シーン屈指の実力を誇るメキシカン・プログレ・グループ、21年作!
ザクザク刻むギターとヴァイオリンが変拍子ユニゾンで快走する冒頭を経て、一気に視界が開けるように両者がスケール大きく飛翔していく荘厳なオープニングにいきなり感動!演奏の緻密さも込められたパッションもバンド史上最高レベルの21年作!
74位 TEA COMPANY/COME AND HAVE SOME TEA WITH THE TEA COMPANY (1968)
VELVETSを想わせる極上のNY産アシッド・サイケ、68年唯一作
初期ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが好きなら大推薦。溶けてゆくような温かく肌触りのディレイを全面にまぶした、極上のNY産メロウ・アシッド盤。
75位 OKLAHOMA/OKLAHOMA (1977)
オクラホマのサザン・ロック好バンド、77年唯一作!
マイナーなサザン・ロック・バンドですが、プロデュースは敏腕テリー・メルチャー&マーク・リンゼイ。太くコシのある音色で気持ちよさそうにフレーズを紡ぐ極上リードギターと、抜けの良いコーラスを伴ったキャッチーなヴォーカルが爽快!
76位 エテルニダ/序章 (1977)
アルゼンチンのシンフォニック・ロック・グループ、77年発表の名作!
美しいジャケット・アートそのままの幻想的な音世界を封じ込めた、知る人ぞ知るアルゼンチン・シンフォの名品。南米らしいたおやかさと煌びやかなファンタジーが調和したサウンドはもっと知られるべき完成度!
77位 POPPY FAMILY/WHICH WAY YOU GOIN' BILLY?
「Seasons In The Sun」で知られるカナダのシンガーTerry Jacksが在籍したカナダのサイケ・ポップ・グループ、69年デビュー作。
「Seasons In The Sun」で有名なTerry Jacksがいたグループなのね。明るくポップなメロディに少し艶っぽいフィーメール・ヴォーカルとシタール、タブラがのる心地よいポップ・サイケ!
78位 FLEESH/HERE IT COMES AGAIN (A TRIBUTE TO GENESIS)
ブラジルの注目男女シンフォ・ユニット、今度は全曲GENESISナンバーを演奏した20年トリビュート・アルバム!!
前作ではRENAISSANCEの見事なトリビュートを聴かせましたが、今回は全編GENESISナンバーで送る20年作!「Firth Of Fifth」「Entangled」「Ripples」ほか叙情的な名曲をしっかり押さえた選曲で、2人の持ち味が最大に発揮されていて堪りません♪
79位 SKE/INSOLUBILIA (2021)
YUGENのキーボーディストによる21年2nd、HOSTSONATENの優美かつダイナミックなシンフォにOPIUM CARTELの北欧風の幻想性・神秘性を加えたような素晴らしい一枚!
前作以上にスリリングかつ幻想的なチェンバー・シンフォニック・ロックを繰り広げる2nd。HOSTSONATENのような優美かつダイナミックなシンフォにOPIUM CARTELの北欧調の幻想性・神秘性を加えたようなサウンドが素晴らしっ!
80位 KTZAT ACHERET(NO NAMES)/NO NAMES (1975)
SHESHETと並ぶイスラエルを代表するプログレ・グループ、ワールドワイドで見ても傑作と言える75年の逸品
美旋律プログレの宝庫イスラエルでも最高峰と言えるミュージシャン3人が組んだバンドと言えば?神秘的なヘブライ語の響きとこの柔らかで芳醇なエキゾチズムをまとったサウンド。ずばりワールドクラスの大名盤。
81位 RICHARD TORRANCE/BAREBACK (1977)
米SSW、77年ソロ4作目。バックはリトル・フィートや後のTOTOのメンバー!
バックはリトル・フィートやTOTOのメンバー!リトル・フィートを爽やかにするとこうなる?!
82位 KRZYSZTOF LEPIARCZYK/40
ポーランドのLOONYPARKを率いるキーボーディスト、21年4thソロ、フロイド彷彿の内省感とスピーディでキャッチーなメロディック・スタイルが調和した一枚!
人気バンドLOONYPARKを率いながらソロでもアーティスティックな活動を展開するポーランドの才人。フロイド彷彿の内省感とスピーディでキャッチーなメロディック・ロック・スタイルが見事調和した4thソロがこちら。こ、これはカケレコメンド〜!
83位 ORGANIC NOISES/ORGANIC NOISES (2020)
[カケレコ国内盤リリース中] アルメニア伝統音楽 meets ジャズ・ロック!?ポーランドを拠点とするエスノ・ジャズ・ロック新鋭、圧巻の19年デビュー作!
アルメニアの伝統音楽とジャズ、ロック、クラシック、メタルを融合させた「コーカサシアン・エスノ・ジャズ・ロック」!?モダンに洗練されたアンサンブルと神秘的な民族音楽要素が違和感なく融合したサウンドが素晴らしいっ!
84位 MAE MCKENNA/EVERYTHING THAT TOUCHES ME (1976)
元コントラバンドの女性Vo、TRANSATLANTICからリリースしたコンテンポラリーなソロ76年作。
CONTRABANDのようなエレクトリック・トラッドかと思いきや、Richard Thompson、Jackson Browneなどを軽やかにカヴァー!優しく澄んだメイ・マッケンナのヴォーカルが絶品です。
85位 EVOHE/77-81 (2020)
フランスのジャズ・ロック/プログレ・グループによる当時未発表だった77〜81年の音源を収録、MAGMA/KING CRIMSONファンにオススメの超絶技巧暗黒ジャズ・ロック音源!
こ、これはずばり、MAGMA/KING CRIMSONファンに激オススメの超絶技巧暗黒ジャズ・ロック音源!理知的かつ凶暴に畳みかける演奏から放たれる緊張感が半端じゃない!
86位 AYNSLEY DUNBAR/BLUE WHALE (1971)
後にザッパ・バンド、ジャーニー他多数のバンドで腕を振う実力派ドラマー、71年作。
一打一打の武骨な重量感と手数多いジャジーなスタイルを兼ね備えた、職人的ドラミングがたまらなく素晴らしいなぁ。ザッパ「WILLIE THE PIMP」のいぶし銀カバーも聴き所です!
87位 KRZYSZTOF LEPIARCZYK/GAME OF SYMPHONY (2021)
ポーランドのLOONYPARKを率いるキーボーディスト、同年リリースの前4thに続く21年5thアルバム!
LOONYPARKを率いる才人、21年第2弾の5th!刺激的なエレクトロニクスとオペラ風女声voをフィーチャーした荘厳なシンフォが折り重なるアーティスティックすぎるサウンドメイクに驚愕!冒頭2曲でゾクゾクするようなめくるめく音世界に飲み込まれます...!
88位 LIGHT YEAR/HYPERNAUTS OF THE ABSOLUTE ELSEWHERE (2020)
74〜76年に活動した米サンフランシスコのジャズ・ロック・グループ、当時の発掘音源を収録した20年2ndにしてラスト・アルバム!
2010年にようやく日の目を浴びた幻の74年作が話題となったシスコ産ジャズ・ロック、なんと70年代当時の音源を発掘収録した20年2ndが登場!ジャケは残念ですが、「COS×マハヴィシュヌ」というべきキレ味鋭いアンサンブルを繰り広げていて、これはジャズ・ロック・ファン注目ですよ〜。
89位 MIKLAGARD/MIKLAGARD(EDGE) (1979)
スウェーデン出身のキーボード・シンフォ・トリオ、クラシカルな気品を帯びた79年唯一作
決して技巧的じゃないけれど、オランダのTRACEと同郷KAIPAを合わせたような、クラシカルな美麗さと北欧然とした透明感&温かみが融合したサウンドにちょっと感動。秘宝感満点のジャケット通りのサウンドだなぁ。
90位 ORANG-UTAN/ORANG-UTAN (1971)
2本のギターがブルージー&アグレッシヴなフレーズをぶつけあうハード&ソリッドなハード・ロック・バンド、71年唯一作
英米混成ハード・ロックと言ったら、カクタスだろうって? おいおい、俺らも忘れちゃ困るぜ。ハード&ソリッドな音ならツェッペリンにだって負けねぇぞ!
91位 LUIZ ZAMITH/INTROSPECCAO (2018)
ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!
このギター、なんという叙情フレーズの宝庫なんだろう...。VITRALでも活躍するブラジルのギタリストが放つ、キャメル+南米らしい柔らかなエキゾチズムと言える極上18年作!
92位 ARGENT/COUNTERPOINTS (1975)
元ZOMBIESの奇才Rod Argentが率いた英ロック・グループ、最終作となった75年作!
10ccかと思う程のひねりの効いたモダン・ポップ・テイストと、BRAND Xばりにタイトに攻めるテクニカル・アンサンブルの合わせ技!? 才人ロッド・アージェント率いる名グループ、フィル・コリンズも参加した最終作!
93位 DAVE LEWIS/A COLLECTION OF SHORT DREAMS (1978)
ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWによる78年リリースの3rdソロ、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックを絶妙にブレンドしたメロウ・スワンプ大傑作!
ANDWELLAを率いた名SSWによる78年作3rdで、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックをブレンドした極上メロウ・スワンプ盤。英国らしい憂いをたっぷり含んだメロディと歌声がたまんないなぁ。それにしても凄い才能...。
94位 PHLOX/TALU
エストニアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、2010年作4th、ずばり名作!カンタベリーのファンは是非!!
まさか00年代のエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。
95位 GINHOUSE/GINHOUSE
71年にB&Cレーベルよりリリースされた唯一作、巧みなリズム・チェンジで鮮やかに展開するプログレッシヴな英ハード!
QUATERMASSを手掛けたAnders Henrikssonプロデュース。繊細な空気を漂わせるアコースティックなパートから、唐突なリズム・チェンジでハードなパートへと雪崩れ込む瞬間のカッコ良さときたら!プログレッシヴな英ハード名品ですね。
96位 STRAPPS/SECRET DAMAGE (1977)
70年代後半に活躍した英ハード・ロック・バンド、エッジの立った77年の名作2nd
な、なるほど、「ポスト・ディープ・パープル」としてプロモーションされたのも納得なスピード感と切れ味。このオープニング・ナンバー「Down To You」、名曲だなぁ。
97位 CUBIC ZERO 立方体・零/FLYING UMISHIDA
ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・クインテット、18年作
ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・クインテット!?前衛的ではありながらも突き放すような孤高さはなく、ヒューマンな表情に富む演奏が秀逸な一枚!
98位 ASIA MINOR/POINTS OF LIBRATION (2020)
79年と81年に名作を残したフレンチ・シンフォ・グループ、奇跡の2020年復活作3rd!
かつて2枚の名作を残した仏シンフォ・グループが、奇跡の3rdをリリース!クラシカルなオルガンと悲哀を帯びたトーンのギター、妖艶なフルート、憂いを秘めたヴォーカル...。すべてが往年のまま繰り広げられるサウンドに冒頭から早くも胸が熱くなります。