PP178(PAISLEY PRESS) 【2024年発売CD】
TANGERINE DREAMやKlaus Schulzeらジャーマン・エレクトロからの影響を感じさせるシンセ・ミュージックですが、Mike Oldfieldを彷彿させるギターのプレイも印象的。スウェーデンのデュオ・グループによる知られざるエレクトロ・プログレ逸品!
スウェーデン出身、マルチ・プレイヤー2人によるデュオが77年に残した唯一のアルバム。その内容は、シンセサイザーによる反復フレーズを重ね合わせて作り上げた深遠なエレクトロ・ミュージック。やはりその道の重鎮であるTANGERINE DREAMやKlaus Schulzeらジャーマン・エレクトロからの影響は感じられますが、シンセやギターが明確なメロディやソロを弾く場面も多く、特にギターはMike Oldfieldを彷彿させるプレイが印象的。メディテーショナルな音空間を主体としながらも、無機的ではないドラマティックな音の流れが感じられて圧巻です。この終始にわたって厳粛な雰囲気を湛えた音像は、北欧の厳しい自然情景を浮かび上がらせるようでもあります。シンセサイザー・ミュージックの隠れた名作と呼べる素晴らしい一枚です。
POP WORKSHOP/SONG OF THE PTERODACTYL
言わずと知れた名ドラマーTony Williamsと、Janne Schaffer(g)、Mads Vinding(b)ほかスウェーデン/ポーランドの名手達によるジャズ・ロック・グループ、74年作2nd!
2,390円(税込2,629円)
GINGA RALE BAND/WIR BEDAUERN...
オーストリア出身ジャズ・ロック/フュージョン・グループ、80年1st、シャープでテクニカルなフュージョン・タッチ+アヴァンギャルドなドイツ語ヴォーカル!
2,390円(税込2,629円)
2024年にロック・ファンをワクワクさせてくれた世界のニッチ&ディープな作品たちが集結!お聴き逃がしはないかチェックしてみてください☆
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
当時は幻の北欧シンセの逸品(2 拍手)
らざふぉーど博士さん レビューをすべて見る
私の場合CD購入は昔LP持ってたけど放出しちゃった、懐かしの音源の再購入がほとんど。だから思い出話は当然購入理由になる。思い出が嫌いな方はスルーしてください。
私自身が本作を知ったのはMarquee019北欧カタログが最初。King European Rock hand bookの表紙を飾ってたことを憶えてる方、いると思う。不気味でインパクト大きすぎた。中身もわからず新宿Kinnyでdead stock入荷を即ジャケ買いしたのも当然。中身は北欧らしい温かみのあるシンセ・ミュージックで気に入ったのも懐かしい。
バンド名も読めず、Discogsも無い時代だからメンバーもわからず。最近やっと北欧Ragnarokに参加してたことも知った。また、アルバム未収曲が存在してV.A.物に提供もされてるらしい。
LPは結婚後クレシダ/ミュンヘン、ニルヴァナ/ 局部麻酔 などと一緒に30年程前に放出。女房がジャケが気持ち悪い、胎教に悪いと。爆笑
とにかくCD化はメチャクチャ嬉しかった。CDなら小さいので女房に見つからずに隠しておけます。北欧鍵盤系の大名盤は間違いない。