ジャーマン・プログレ・バンドWALLENSTEINのベーシスト、72年に独Pilzレーベルからリリースされた72年ソロ・デビュー作。ベースの他にアコギ、エレキ、パーカッションも自身で担当。キーボードにはWALLENSTEINのJurgen Dollaseが参加の他、同じPilzつながりでWITTHUSER & WESTRUPPのマンドリン&ギター奏者など参加。バロッキーかつドイツらしくクールな叙情美をたたえたピアノが導く、WALLENSTEINやNOVALISなどの幻想的なジャーマン・シンフォを英国のバークレイ・ジェイムス・ハーヴェストに通ずるアコースティックさで柔らかく鳴らしたようなナンバー、北欧のサイケ・フォーク・ロックにも通ずる牧歌的かつサイケデリックな香りが匂い立つナンバー、ツェッペリン『天国の階段』の「Ooh It makes me wonder〜」の部分を想起させる幻想美漂うプログレッシヴ・フォーク、ドイツらしい抑制の効いた幻想美を軸に、牧歌性やアシッド臭をふりまいたプログレッシヴなフォーク・ロックが印象的。ジャーマン・シンフォのファンはもちろん、サイケ/アシッド・フォークのファンにも是非とも聴いてもらいたい逸品です。
70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作
4,190円(税込4,609円)
強烈にヘヴィでサイケデリックなジャーマン・ロック、コニー・プランクのエンジニアリングによる71年作1st
72年デビュー作、陰気なMELLOW CANDLE!?幻想的なジャケットも素晴らしいジャーマン・プログレッシヴ・フォークの名盤
ポポル・ヴの『ホシアナ・マントラ』をはじめ、吸い込まれるような幻想美を持った作品を世に送り出したドイツPilzレーベルを特集!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
やっぱりへんだな。(4 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
だいたいWallensteinというバンドは自らを「ザ・シンフォニック・オーケストラ」って大仰に言い張るし、よくわからんお婆ちゃんのドアップジャケ使ったり「電撃戦」なんてメタルみたいな邦題つけられたり…と、わけわからん妙なところが大好き(いちおう褒めてる)。とにかくPilz原盤のコレがCD化されてたのに気が付いて仰天して手を出しました。
ジャケからも漂う妙なかおり。根底に独逸ごった煮鍋のどろ〜んとした灰汁。妙盤です。