AUCD5013(AURORA) 【2011年発売CD】
「アメリカン・ハードロックの隠れた傑作。きらびやかなVoの声質と、トリオによるパワーに満ちたアンサンブルで押しまくる豪快なサウンドを聴かせる。後のMONTROSE、さらには1980年代以降のHMすら予感させる、早過ぎた名作」by kazzさん
ミシガン出身〜デトロイトを拠点に活動したハード・ロック・トリオ。71年作。ストレートにゴリゴリと迫り来るパワー・トリオの典型のような直球サウンド!存在感十分の高音ヴォーカル、ブルージーな泣きメロ、ツボをついたコーラスワーク、タイトでタフな疾走感溢れるドラム&ベース、いずれも申し分ない素晴らしさ!サイケデリックなエッセンスは薄いですが、パワフルでテクニック抜群、泣きのメロディ/ソングライティングでビシバシ感情を揺さぶってくるナイス・トリオという意味では、THIRD POWERなどがツボなサイケファンにも大推薦!
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カクタス、GFRファン必聴(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
噂ですごくよいバンドだと聞きつつもなかなか手に入りにくかったので、素直に再プレス万歳です。ミシガン、デトロイトで活躍したトリオ。キャピトル・レーベルからデビュー。
冒頭のRoadrunnerを聞いただけで、米ハードのエッセンス充分で手放しに喜んでしまいました。また緩急が素晴らしく2.Right Away、4.Children of the Mistでは歌唱力豊かなバラードが聞けます。それらバラードでもギターはあくまでハードかつドラマチック。3.Red Roosterはストーンズもやっているブルーズ曲のライブ録音です。全体に伸びるボーカルと歪んだギターとのバランスが心地よいです。8.Circlesもライブで、7分に及ぶ劇的なハード曲。グランド・ファンクのHeartbreakerをちょっと思い出します。
アメリカン・ハードロックの隠れた傑作(3 拍手)
kazzさん レビューをすべて見る
サイケデリックの範疇で語られることが多いが、純然たる米国ハードロックバンド、1971年の唯一作。この頃のHRには珍しくあまりブルース色を前に出さず、きらびやかなVoの声質と、トリオによるパワーに満ちたアンサンブルで押しまくる豪快なサウンドを聴かせる。同時代にはあまり類似するバンドが思い浮かばないが、後のMONTROSE、さらには1980年代以降のHMすら予感させる、早過ぎた名作。
AKARMA盤が廃盤になりしばらく入手困難となっていたため、今回の再発は喜ばしい。