GEM42(FLAWED GEMS)
69年公開映画『渚の果てにこの愛を』。イージーリスニング的ラヴロマンスな楽曲と、クリーミーで夢見心地なソフトサイケ楽曲、いずれも男女のラヴが優しく包みこむアンニュイでスウィートな一枚。
仏/加/英に跨る謎めいたソフト・サイケ・バンド「CLINIC」が音楽を担当した、69年作のカルト映画「渚の果てにこの愛を」サントラ盤!冒頭の曲「The Girl From Salina」はポップ・シンガー、CHRISTOPHEによるヴォーカル。ストリングス・アレンジが秀逸なイージーリスニング的ラヴ・ロマンスなサントラ楽曲と、CLINICによる映画タイトルのテーマ曲もクリーミーで夢見がちなソフト・サイケ楽曲仕上がっています。中期PINK FLOYDの映像的なサイケ・チューンや、CYRKLEが担当したサントラ、「MINX」なんかの雰囲気が好きな方には、素晴らしい一枚となることでしょう。全編を男女のラブがオブラートのように包みこむ、アンニュイな一枚です。
IAIN JENNINGS/MY DARK SURPRISE
MOSTLY AUTUMNのkey奏者による、13年ソロ作。MOSTLY AUTUMNで聴かせるシンフォニックな美しさはそのままに、ソロ作らしくより多彩なアプローチで聴かせる力作
990円(税込1,089円)
70年の唯一のアルバム、SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコードが絶妙に絡んだ美しすぎる英国フォーク
1,590円(税込1,749円)
SIR LORD BALTIMORE/KINGDOM COME and SIR LORD BALTIMORE
アメリカを代表するヘヴィ・ブルース・ロック・バンド、70年作1stと71年作2nd
1,350円(税込1,485円)
69年発表の通算3作目、映画『MORE』のサントラ盤、名曲「Cymbaline」収録
天才マイク・ブルームフィールド在籍のUSサイケ・バンド、67年公開の同名映画のサントラ盤
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
シンフォニックとプログレの違いを認識出来る一枚(1 拍手)
ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る
フロイドのモアは映画の内容通りの混濁した釈然としない音なのに対して、こちらはヨーロッパの美意識を前面に押し出した美曲揃いでとてもサントラとは思えない程シンフォニック。だいたいCHRISTOPHEのLA ROUTE DE SALINA自体がYOU TUBEで試聴すれば分かるが、クラシカルな美しさを讃えるオルガンシンフォニックの名曲である(サムネが、Mファーマーでないのを選ぶと歌入りのが出てくる)。