ECLEC2204(ESOTERIC) 【2006年発売CD】
ボーナス・トラック5曲、デジタル・リマスター。
超絶ギタリストTony HillとHAWKWINDでも活躍する名ヴァイオリン奏者Simon Houseのバトルの凄まじいこと!英サイケ・ハード悶絶の傑作です。
超絶ギタリストTony Hillと、後にHAWKWIND〜THIRD EAR BANDで活躍するヴァイオリン奏者Simon Houseを中心とする英ハード・ロック・グループ。69年作の1st。引きずるようにヘヴィなリズム隊をバックに、暴力的なまでに歪んだファズ・ギターとスリリングなヴァイオリンが時にサイケデリックに沈み込み、時にエキセントリックなバトルを炸裂させる。混沌とした中から浮かび上がる英国的な叙情性など、これぞブリティッシュ・ロックな深みも見事。Tony Hillはそれほど有名ではりませんが、テクニックとセンスはかなりのもの。重たく歪んだリフから流麗なアルペジオ、メロディアスなソロまでどれもがハイ・レベルです。Simon Houseのヴァイオリンもさすがの一言で、静のパートでは流れるように美しいソロでドラマティックに、動のパートではスリリングなプレイで緊張感を増幅させています。英サイケ・ハードの傑作。
MCDONALD & GILES/MCDONALD AND GILES
歴史的名盤『In The Court Of The Crimson King』の誕生に大きく貢献した2人によるデュオ、70年リリース、ピーター・ジャイルズやスティーヴ・ウィンウッドが参加
1,850円(税込2,035円)
YONIN BAYASHI/ISHOKU-SOKUHATSU
日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドからの影響色濃い74年メジャー・デビュー作
1,010円(税込1,111円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. FUTILIST S LAMENT |
2. DEATH WARMED UP |
3. PUSHED, BUT NOT FORGOTTEN |
4. WALKING DOWN THEIR OUTLOOK |
5. MISSING OUT |
6. NOWHERE |
7. THE GREAT UNIVERSAL PROTECTION RACKET |
8. DILEMMA |
9. DEATH WARMED UP Demo |
10. PUSHED, BUT NOT FORGOTTEN Demo |
11. TIME GAUGES |
クラシカルなヴァイオリン、フォーキーな女性ヴォーカルがダイナミックなロック・サウンドに同居、初期衝動が詰まった70年作1st!
73年作、ヴァイオリンがこれでもかとむせび泣く大名曲「悲しみのマクドナルド」収録の1st
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
サイケデリック・スペース・ロックの代表格、73年発表の傑作ライブ・アルバム!
エネルギッシュすぎる「ELEANOR RIGBY」の好カバー収録、75年3rd
ビート・ブーム、サイケデリック革命、シンプルなバンド演奏へと回帰したブルース・ロック・ブームを経て、テクノロジーの発達とともに60年代末にいよいよ花開いた「ブリティッシュ・ハード・ロック」!胎動の67年からメジャーシーンを席巻した70年まで、年代を追って英ハード・ロックの名作をピックアップしながら、英ハードの進化と深化を探ってまいります。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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ギターとバイオリンの凶暴なバトルが最高です(3 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
少しサイケがかって凶暴に暴れまくるTony Hillのギターと、後にHawkwindなどで活躍することとなるSimon Houseのバイオリンの緊張感の高いバトルが凄まじく、粗削りながらも傑作アルバムだと思います。特に、A3のPushed, But Not Forgottenは、穏やかなギターとバイオリンの調べをバックに歌い、突然、激しい場面に変化するという、King CrimsonのLarksに近い衝撃が走る楽曲で見事なものです。しかし、この時代に、バイオリンを導入したバトルというのは目新しかったのではないだろうか、むしろ少し早すぎたのかなとも思われます。翌年には大作3曲で構成する2作目"High Tide"を発表していますが、本作で堪能できるようなインパクトは小さくなってしまいました。私は、もともとRepertoire盤を持っていたのですが、音圧が低かったのでEsoteric盤を買い直しました。より凶暴感が高まり満足です。なお、スリーブデザインはPaul Whiteheadで、特にインナーのペインティングが素敵です。LPは無光沢紙に印刷されていますので、CDのブックレットもそうであったら、より良かったと思いました。