舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第五十八回 TRILLION 『TRILLION』
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、第2弾コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
「そしてロックで泣け!」第十三回 トリリオンの「ラヴ・ミー・エニイタイム」
世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
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TOTO路線のAOR作。(11 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
Trillionの2ndにしてラスト。ファーギーがTOTOに参加するため脱退してしまったのでVoが交代している。曲のスタイルも変化があり完全にAOR化した。とはいえそれは悪くはない。むしろ音の整理がされてすっきりした。コーラスはよりAOR然となり美しくキマる。
ただし、これ!という楽曲がないのが痛い。タイトル曲はそれなりにインパクトはあるが、アルバム全体の山場がない。
しかしTOTOを意識したかのようなアルバム1枚丸々聴かせることができる作りはメジャーレーベルのプロダクションのなせる技であろう。もちろん彼らの実力もあってのものだが。
ジャケットは個人的には好み。いわゆる「アメリカンプログレハード」を求める方にはおすすめしません。