MANDALA273(MANDALA)
デジパック仕様。
このジャケは・・・なしだろう・・・。幻想的でメロディアスなケベック産プログレの秘宝盤なんだけどなぁ・・・。
ケベックのプログレ・グループ、72年作。荘厳なハモンド、深遠なトーンのソリーナ、静謐なピアノを中心とするプログレ。北米的な明るさはなく、ブリティッシュ、ジャーマン、東欧などのプログレと通ずる、沈み込むように暗いトーンが特徴です。ふくよかなアコギが流れるパートでは、英国的といえるフルートやデヴィッド・ギルモアを彷彿とさせるゆったりとメロディアスなギターが印象的。ジャケットを含め、B級臭さプンプンですが、そこがプログレ・マニアにはたまりません。旧A面をすべて使った19分を越える大曲がハイライト。
美メロの金太郎飴!元LOVEのギタリストJay Lewis(Jay Donnellan)在籍バンドによる、実にメロディアスなフォーク・ロック逸品、70年作
2,190円(税込2,409円)
ヌケの良いギターがリフにソロに疾走する爽快なカナダ産ハード・ロック、75年唯一作
ケベック出身、フュージョン・タッチのテクニカルなギターを軸にプログレのエッセンスをまぶした77年唯一作
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爽やかで渋いアート/サイケデリックロック(2 拍手)
けんたろうさん レビューをすべて見る
ジャケットワークが摩訶不思議な感じで、これまで原盤購入に至らなかった1枚です。
19分の大作組曲と5曲の小曲で構成されたアルバムで、プログレッシヴロックの視点からは19分の大作に興味が集まりますが、個人的にはこのアルバムの聴きものは5曲の小曲です。
先行レヴューでも指摘されているように、このバンドのヴォーカルは大変に渋いハスキーヴォイスで英国ロックのいぶし銀FAMILYのロジャー・チャップマンが思い出されます。
小曲5曲は後期FAMILYの傑作である「Bandstand」と同じ味わいがあります。
ファンク的なハネル曲から感傷的なバラード、ややハードなサイケデリックロックと万華鏡のようです。
雰囲気は爽やかで、さすがカナダといった感じです。
ところで大曲ですが、こちらも実は名曲です。
重厚なオルガンを中心にゴスペルの要素で展開するSPOOKY TOOTHの問題作「セレモニー」を明るくした感じです。
私は原盤購入を決意しました。