帯【有】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
誰もが一度は耳にしただろう名曲「ラヴィン・ユー」で知られるフィメール・ソウルSSW、79年作。随所で披露される、人が出せる声域を超えてないかという超ハイトーン・ヴォーカルには驚くばかりです。これ程の歌声の持ち主が31歳の若さで没した事を惜しまずにはいられません。
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この盤が出たときの印象は…いたずら好き娘(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「ラビング・ユー」「パーフェクト・エンジェル」の天使のハイトーンの印象が強いセカンドです。実は、パンチの効いた「リーズンズ」から始まる元気のよいレコードでもあります。このレコードの制作には、スティービー・ワンダーが深く関わっています。「パーフェクト・エンジェル」も彼の作曲。さらに「テイク・ア・リトル・トリップ」は、まさにワンダーならではの洗練されたメロディと和音を持つ曲。超絶な高音と別に、はつらつとした小娘の生命力にあふれた魅力があります。当時のR&B最先端の洗練されたバックも良いです。
この盤が世に出た時、わたしはただのハードロック小僧。でも「ラビング・ユー」の圧倒的な衝撃の前に、鼻歌で歌わざるを得ないほどでした。…歌えませんけれどね。彼女のオリジナルは、5作しかありません。ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンのように未発表録音が世に出るわけでもなく、話題になることもあまりありません。でも、この境地は金字塔と言っていいと思います。
リパートンの歌を聴いていると、自分がニュートラルになり、いかに疲れているかを思い知らされます。無理なく開かれて、開かれた耳に素直に入ってくる音楽なのです。もしご存知ないかたがいらっしゃったら、ぜひ。2022.01.06