AP071CD(APOLLON) 【2020年発売CD】
ボーナス・トラック1曲。
ポスト・ロックやエレクトロニカを取り入れていた過去作から、メロディアスなシンフォ・スタイルへと変化した3rdアルバム。北欧からイメージされるそのままの音が溢れ出すような、氷点下だけど温もりも感じられるようなサウンドがもう素晴らしいのなんの...。
ノルウェーのWHITE WILLOWで知られるJacob Holm-Lupoが率いるグループ、前作から7年ぶりとなった20年作3rdアルバム。以前はポスト・ロックやエレクトロニカを取り入れたデジタリーなサウンドを鳴らしていましたが、本作ではエレクトロな音を散りばめつつも、ゆったりとメロディアスなシンフォニック・ロックに仕上げていて素晴らしい!北欧然としたひんやりした音響が透明感溢れる音空間を作り上げ、美声女性ヴォーカルがしっとりと歌い上げるサウンドは、奥ゆかしい響きのメロトロンも相まって、まさに息をのむような美麗さを誇っています。さらに特筆がゲスト参加するAIRBAGのギタリストBjorn Riisで、2曲ながらエモーショナルで雄弁なギターによって繊細なサウンドに力強いタッチを乗せていてお見事。まるで、北欧からイメージされるそのままの音が溢れ出すような、氷点下だけど温もりも感じられるようなシンフォニック・ロックが絶品です。傑作!
ANNA HARDY & THE LUNATIC SPELLS/ルナティック・スペルズ〜月の呪文、あるいは狂人の呟き
MIZUKI DA FANTASIAのピアニストによる20年ソロ・デビュー作、まさに「クラシック+ロック」の理想形を封じ込めた傑作!
2,727円(税込3,000円)
現ノルウェーを代表するシンフォ・グループ、まるでYESと北欧トラッドが出会ったかのようなサウンドを繰り広げる20年作5th!
2,690円(税込2,959円)
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北欧らしい静謐な女性ヴォーカルが魅力(美声♪)(4 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
私は発売からかなり遅れて2ndアルバムを聴いたため、それ程間隔が空いているとは思わなかったのだけれど、7年ぶりの新作になるらしい。
作品ごとに参加しているメンバーが異なるプロジェクト・バンドの位置づけで、それによってアルバムの作風も変化している。
1stのゆったりとした心地良いサウンドから、前作では少しロック色が強くなり、本作では女性Voを前面に押し出したシンフォ・サウンドへと変貌を遂げた。
曲によってリード・ヴォーカルが代わっているが、全員が北欧の女性Voらしい静謐な美声で、ゲストで参加しているサックスやヴァイオリンも印象的な効果をもたらしている。
PET SHOP BOYSのようなエレクトリック・ポップな曲や、(女性Voの声質のためか)Enyaをイメージさせるような曲もあり、Bjorn Riisが参加している2曲のインストはとてもドラマティックな仕上がり!
ボーナス・トラックでは男性Voが歌っており、アルバムを通して聴くと少し異色な感じはするが悪くはない。
繰り返し聴いていたくなる女性Voシンフォの好作品だと思う♪