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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』連動 ANGLAGARDを始点とするMattias Olsson関連作


本記事は、netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』第35回 ANIMA MORTE / The Nightmare Becomes Reality (Sweden / 2011)に連動しています


プログレッシブ・ロックの歴史を振り返る上で、1990年代前半のスウェーデンから登場したANGLAGARDの存在を無視することは出来ません。同郷ANEKDOTENと共に、彼らが70年代のプログレッシブ・ロック・アーティストたちを思い起こさせるヴィンテージなサウンド・メイクを用い、存亡の危機に直面していたプログレッシブ・ロック・シーンを蘇生させたことは、ファンの間では語り草になっています。その後、2000年以降も安定した活動を行ってきたANEKDOTENに対して、ANGLAGARDは95年に解散し、2002年に短期間の活動再開こそあったものの、2012年の再始動作『Viljans Oga』まで沈黙。しかし、ANGLAGARDのドラマーMattias Olssonは、グループが活動を停止していた期間にも様々なプログレッシブ・ロック・アーティストたちの作品に関わり続けてきました。


ANGLAGARD / Hybris (Sweden / 1992)

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衰退の一途を辿っていたプログレッシブ・ロック・シーンを復興させる狼煙となったのが、92年に発表されたANGLAGARDによる本作です。YESの構築性とGENESISの叙情性をブレンドさせ、凍てつくような北欧の空気感を閉じ込めた本作は、世界中のプログレッシブ・ロック・ファンを納得させるに充分なクオリティーを誇っていました。また彼らが採用したメロトロンに代表されるヴィンテージ・サウンドは、新世紀のプログレッシブ・ロック・シーンにも多大なる影響を残しています。1975年生まれのMattias Olssonは、若干17歳でグループに参加し本作をレコーディングしています。


PAR LINDH PROJECT / Gothic Impressions (Sweden / 1994)

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新世代の北欧プログレッシブ・ロックを代表するキーボーディストが、スウェーデンのPar Lindhです。EMERSON, LAKE & PALMERのキーボーディストKeith Emersonから大きな影響を受けた彼はプロジェクト・グループを結成し、94年にデビュー・アルバム『Gothic Impressions』を発表しました。タイトルが示す通り、ゴシックなテイストを持った各種キーボード・サウンドが目白押しのへヴィー・シンフォニック・ロック作品となっており、Mattias Olssonがドラムを担当している他、ANGLAGARDからはギタリストJonas Engdegard、ベーシストJohan Hogberg、フルート奏者Anna Holmgrenも参加しています。


DEADWOOD FOREST / Mellodramatic (USA / 2001)

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Mattias Olsson関連作品の中でも見落とされがちなのが、アメリカのDEADWOOD FORESTによる2001年作『Mellodramatic』です。本作においてMattias Olssonはプロデュースを担当しており、アメリカン・プログレッシブ・ロックの爽やかなイメージを打破する鬱屈としたサウンドを展開。メロトロン・サウンドも導入されるなどヴィンテージなサウンド・プロデュースが行き届いており、Mattias OlssonがANGLAGARDで蓄えた音楽的アイディアが惜しみなく投入されている印象です。


THIEVES’ KITCHEN / The Water Road (UK / 2008)

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2000年にアルバム・デビューを果たしたイギリスのプログレッシブ・ロック・グループTHIEVES’ KITCHENは、2008年に発表された4作目となる本作にANGLAGARDのキーボーディストThomas Johnsonを正式メンバーとして迎えました。Mattias Olssonは共同プロデューサーとして本作に関わり、また、ANGLAGARDのフルート奏者Anna Holmgrenもゲスト参加しているようです。内容は、女性ヴォーカリストAmy Darbyをフューチャーした幽玄なシンフォニック・ロックであり、ANGLAGARDでも非常に重要な役割を担っていたThomas Johnsonによるメロトロン・サウンドが溶け込んでいます。


GOSTA BERLINGS SAGA / Glue Works (Sweden / 2011)

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2006年に『Tid Ar Ljud』でアルバム・デビューを飾ったスウェーデンのGOSTA BERLINGS SAGAは、2011年のサード・アルバム『Glue Works』でMattias Olssonをプロデューサーに迎えました。Mattias Olssonは、彼らのセカンド・アルバムである2009年作『Detta har hant』にもゲスト参加しています。本作には、北欧の冷ややかな空気感をヴィンテージ・サウンドの中に閉じ込めるというANGLAGARDやANEKDOTENの音楽性が受け継がれたへヴィー・プログレッシブ・ロックが収められています。なお、Mattias OlssonとGOSTA BERLINGS SAGAのキーボーディストDavid LundbergはNECROMONKEYを結成し、2013年にアルバム・デビューを果たしました。


NECROMONKEY / Necroplex (Sweden / 2013)

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GOSTA BERLINGS SAGAが発表した2009年作『Detta har hant』での共演がきっかけとなり、GOSTA BERLINGS SAGAのキーボーディストDavid LundbergとMattias OlssonによるプロジェクトNECROMONKEYが動き出したのは、2010年のことでした。2013年に発表されたデビュー・アルバム『Necroplex』では、両者ともマルチ・プレイヤーぶりを発揮し、エレクトロニクスを大きく取り入れた幅広い音楽性を聴かせます。ポスト・ロックにも通じるサウンド・メイクは、ANGLAGARDやGOSTA BERLINGS SAGAとはまた違った味わいを持っています。


WHITE WILLOW / Terminal Twilight (Norway / 2011)

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Mattias Olssonはノルウェーのプログレッシブ・ロック・グループWHITE WILLOWのメンバーとして、98年のセカンド・アルバム『Ex Tnebris』に参加しています。2011年作『Terminal Twilight』からMattias OlssonがWHITE WILLOWにドラマーとして復帰した背景には、WHITE WILLOWのギタリストJacob Holm-Lupoとの良好なミュージシャンシップがあり、両者はTHE OPIUM CARTELのメンバーとしても活動しています。本作『Terminal Twilight』では、ANGLAGARD直系のダークなシンフォニック・ロックが炸裂しており、Mattias Olsson再加入の衝撃をアピールしています。


THE OPIUM CARTEL / Ardor (Norway / 2013)

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WHITE WILLOWのギタリストJacob Holm-LupoとWHITE WILLOW再加入前のMattias Olsson、そして、WHITE WILLOWを経てWOBBLERの中心人物として活躍を見せるキーボーディストLars Fredrik Froislieらによって結成されたのがTHE OPIUM CARTELです。2009年のデビュー・アルバム『Night Blooms』に続いて2013年に発表されたセカンド・アルバム『Ardor』は、耽美なサウンドがスウェーデンのPAATOSなどを彷彿とさせる高水準な内容となっています。


KAUKASUS / I (Norway / 2013)

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Mattias Olssonが、WHITE WILLOWの管楽器奏者Ketil Einarsen、そして、THE OPIUM CARTELのヴォーカリストRhys Marshと共に結成したのがKAUKASUSです。2010年代に入り、Mattias Olsson関連人脈のサイド・プロジェクトは、スウェーデンのTHE FLOWER KINGSにも通じる複雑さを見せるようになってきました。メロトロンやアナログ・シンセサイザーなどのヴィンテージ機材を大きく取り入れながら、メランコリックな印象のプログレッシブ・ロックを作り上げています。THE OPIUM CARTELやNECROMONKEYとの聴き比べも楽しめるでしょう。


WESERBERGLAND / Sehr Kosmisch, Ganz Progisch (Norway / 2017)

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WHITE WILLOWのフルート奏者Ketil Einarsen、そしてRHYS MARSH AND THE AUTUMN GHOSTなどのアルバムにも名を連ねるギタリストGaute Storsveを中心とするプロジェクト・グループWESERBERGLANDは、2017年にデビュー・アルバムとなる本作をリリースしました。アルバムにはWHITE WILLOW からドラマーMattias OlssonやギタリストJacob Holm-Lupoらが参加しています。WESERBERGLAND のサウンドは、TANGERINE DREAMやCAN、CLUSTERやHARMONIAといったクラウト・ロックからの影響によって生み出されているようですが、ジャーマン・ロック・グループには作り得ない冷ややかな質感が全編を支配しています。


PIXIE NINJA / Ultrasound (Norway / 2017)

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2015年に結成されたPIXIE NINJAによるデビュー・アルバムは、Mattias Olssonの全面参加によって製作されました。Mattias Olssonは、メロトロンが存在感を放つサウンド・メイクなど、ANGLAGARDにも通じる世界観でPIXIE NINJAをプロデュースし、またドラマーとしても関わっています。なお本作には、2017年にWESERBERGLANDを始動したことで話題となったWHITE WILLOWのフルート奏者Ketil Einarsenもゲスト参加しています。


IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE / Il-Ludere (Italy / 2017)

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IL TEMPIO DELLE CLESSIDREは、イタリアン・シンフォニック・ロックを代表するグループのひとつであるMUSEO ROSENBACHの73年作『Zarathustra』に収録された楽曲をグループ名に、2010年にデビューを飾りました。MUSEO ROSENBACHのヴォーカリストStefano“Lupo”Galifiを擁した体制でのアルバム・デビューは、プログレッシブ・ロック・ファンの間でも大きな話題となったことでしょう。2017年にリリースされた彼らのサード・アルバム『Il-Ludere』には、ドラマーとしてMattias Olssonが全面的に参加しており、またANGLAGARDのフルート奏者Anna Holmgrenもゲストで参加しています。


Tom Doncourt / House In The Woods (USA / 2017)

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YESやGENESISから影響を受けたシンフォニック・ロックを個性とし、アメリカン・プログレッシブ・ロックの名盤に数えられる78年作『Stained Glass Stories』を作り上げたのがCATHEDRALです。キーボードを担当していたオリジナル・メンバーTom Doncourtは、グループの復活作となった2007年の『The Bridge』にも参加していましたが、近年ではフィンランドのシンフォニック・ロック・グループSAMURAI OF PROGによる2016年作『Lost And Found』へのゲスト参加でも話題となりました。彼は2017年、Mattias Olssonをゲスト・ドラマーに迎えたソロ・アルバム『House In The Woods』をリリース。退廃的なメロトロン・サウンドと夢想的な女性ヴォーカリストが際立つ、ヨーロピアンな作風となっています。


ANIMA MORTE / The Nightmare Becomes Reality (Sweden / 2011)

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文・市川哲史

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