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これはプログレです(2 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
発売が75年、ということなのでマハヴィシュヌを脱退した後に発表された1stソロアルバム。天地創造をテーマとした作風で、さぞかし壮大なんだろうと思いきや、マハヴィシュヌ風味も残しつつ、Keyによるオーケストレーションが見事なインストアルバムとなっている。
かといって華美にはならず、マハヴィシュヌ時代からのエレピ、モーグ、ピアノに加えてメロトロンが大々的にフィーチャーされている。彼がメロトロン?と思うが、これがなかなかいい使い方をしている。
リズム隊はクロスオーバー風だが、ギターレスでありながらロックの躍動感も十分。もうこれはただのプログレです。なんといえばいいのか…「ロックなリズム隊が活躍するTANGERINE DREAMのPhedoraもしくはRubyconへのオマージュ」といえばいいのだろうか。
ジャズロック好きな方も、マハヴィシュヌのファンの方も、メロトロンマニアの方も聴いて絶対損はない一枚。