888295771443(CELL15) 【2018年発売CD】
ニール・モーズ在籍時のスポックス・ビアードが好き?なら、この米新鋭はきっと直撃!突き抜けるような爽快を伴ったキャッチーなテクニカル・シンフォニック・ロックが痛快です。ジェネシス憧憬の英国風味の取り入れ方も絶妙だなぁ〜。
14年にデビューしたアメリカのシンフォ・グループによる18年作2nd。実にアメリカらしい、突き抜けるような爽快さを伴ったキャッチーなテクニカル・シンフォニック・ロックが、ニール・モーズが率いていた頃のスポックス・ビアードを想起させます。ツイン・キーボード編成を活かした各種鍵盤楽器が躍動するサウンドが特徴で、薫り高いオルガンが溢れ出し、七色に輝くシンセが伸びやかにフレーズを紡ぎあげるアンサンブルが見事。叙情味たっぷりのリリカルなピアノ、優しく包み込むようなメロトロンの音色も素晴らしいです。また、出番は多くないものの哀愁を帯びた流麗なソロを弾くギターもいい仕事をします。スポックス・ビアード彷彿の淀みなく明快に突き進むようなサウンドとしながらも、一方でジェネシス的なファンタジックな英国風味もそこかしこに登場するのがまた印象的。モダンな洗練味と70年代プログレを想わせるヴィンテージ・テイストが理想的に合わさったサウンドメイクで聴かせる、愛すべき一枚!
ポーランドの新鋭シンフォ・バンド、これでもかと泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルによるエモーション溢れる歌唱が素晴らしい18年作!
2,290円(税込2,519円)
キャッチーで抜けのいい、爽快感たっぷりのプログレ新鋭セレクション☆
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万人受けしそうだが、プログレのツボは押さえている(5 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
やけに軽快に始まるのだけれど、ギターが入ると典型的な近年のバンドの音。
屈折したところがなく、とても明快でわかりやすいのがアメリカのバンドらしいなぁ・・・などと思いながら聴いていると、2曲目でヴィンテージ感のあるキーボードが流れ、3曲目冒頭のピアノを聴くとキーボード・ファンは「おぉ〜、これいいぞ!」となる。
8分〜10分程度の曲が並んでいて、それ程大作志向ではないけれど、1曲の中で曲調が変化していくところがプログレ・バンドらしい。
ツェッペリンの「移民の歌」みたいなギターのリフにキーボードが絡むカッコいい5曲目、メロトロンが鳴りヴィンテージ感が押し出される6曲目がお気に入り♪
メンバー構成は5人で(曲によってメイン・ヴォーカルが変わっているのかどうかは聞き分けられないが)全員がヴォーカルにも参加している。
バンドの特徴をひと言で言い表す言葉は見つからないけれど、逆説的な言い方をすれば、それは万人受けするということではないかなと思う。