BIGPINK552(BIG PINK)
紙ジャケット仕様。
米国のSSWデュオによる唯一作なのですが、レフト・バンクなどバロック・ポップに通じる気品溢れるアレンジが絶品!なんと、フランク・シナトラを手掛けたドン・コスタのアレンジなのかあ。
米SSWデュオ、72年唯一作。アコギの爪弾きにハイハットが重なり、ジェントルなボーカルが乗ったサウンドはこの上なく上品。安心して聴いていると、ヴァイオリンや管楽器が洗練されたアレンジで入り込み、スティール・ギターが夢心地に響き渡ります。この素敵なプロダクションは一体何!?と思ってクレジットを見てみると、ポール・アンカやフランク・シナトラを手掛けた名プロデューサー、ドン・コスタがアレンジを担当していました!この洒落加減に納得です。ただのSSW作品とは一味違った、レフト・バンクなどバロック・ポップ勢に通じるエレガントな一品です。
フィラデルフィアのドゥ・ワップ・グループ、DOVELLSのメンバーだったARNIE SILVERとMARK STEVENSのデュオです。
DOVELLS(ダヴェルズ )
50年代にフィラデルフィアのOVERBROOK高校で結成されたグループ。
ブルー・アイド・ソウル・シンガーとして人気を博した、レン・バリーを看板とし、フィラデルフィアの人気音楽番組『アメリカン・バンドスタンド』に出演、数多くのダンス・ヒットを放ちました。
63年、リード・シンガーのレン・バリーがソロ活動のため脱退。残ったメンバーで活動を続けます。
SILVER-STEVENSは、DOVELLSの残ったメンバーのうちの2人、ARNIE SILVERとMARK STEVENSがニューヨークに渡って録音した72年の作品です。
どういういきさつでこの2人がグループを抜けてデュオ作をリリースしたのか、調べても今一つ分からないのですが、その後もDOVELLSとして活動していることからすると、グループとは違った趣向で作品を作りたかたのでしょう。
現に、今作『DUSTY ROADS』は、ドゥ・ワップ・グループとは全く違った魅力ある作品となっています。
一言でいうと「フォーキー・ソフト・ロック」です。
♪Over Our Heads
♪The Lovers
管弦楽器を取り入れたアレンジで、レフト・バンクなどのバロック・ポップにフォーク・タッチを織り交ぜている印象。
この上品なストリングスは一体どうしたことだろう、とクレジットを見てみると、ホーンとストリングスのアレンジは、アメリカの名プロデューサー、ドン・コスタでした。
DON COSTA(ドン・コスタ)
ポール・アンカやフランク・シナトラを手掛けたことで有名です。なるほどね。
ただ、聴き進めていくとALLMANなどのウェストコースト・ロックやMARSHALL TUCKER BANDのようなサザン・ロックに通ずる「いかにもアメリカらしい」爽やかさ、土臭さもあり、「気品あふれるフォーキー・ソフト・ロック×いなたいサザン・ロック」的な印象が非常に新鮮です。
♪We’re On Our Way (To The Country)
♪Just Hold My Hand And Sing
グループを抜けて、気の合う2人で作った、たった一作のデュオ作品。
お互いのやりたい事を思う存分試してみた、そんなアルバムなのでしょう。
英プログレ・バンドの代表格ムーディー・ブルースのフルート奏者&ヴォーカリストのソロ作などから選曲されたコンピレーション。
2,390円(税込2,629円)
米ジョージア州のハード・ロック・バンド71年唯一作、ソリッド&ヘヴィなギターと重厚なオルガンにブラスも炸裂する米ハードの傑作!
2,390円(税込2,629円)
76年作、アーバンSSW/ソフト・ロックの名作!VANDA選「SOFT ROCK A TO Z」収録作品!
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