ジャケットはロジャー・ディーン、VERTIGOからリリースされた70年作、ユニークな曲進行が耳に残る個性派ブリティッシュ・ブルーズ・ハード
1,290円(税込1,419円)
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"高速道路の強盗"は意外とマジメ?。(1 拍手)
猫にストマッククロウさん レビューをすべて見る
トリオでドラマーがリードヴォーカルという事でサー・ロード・バルティモアを連想しますが、アチラよりは整合性が有り、ハイ・トーンのヴォーカルのコーラスワークやパワーとスピード、ゴリ押し感はもう如何にもなアメリカン・ハードでダストやサー・ロード・バルティモアが好きな人なら充分に楽しめる好盤です。
焚火の周りをネイティブ・アメリカンが踊る(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
まず耳に飛び込んでくる「ミステリー・ライダー」の爆音ギターとどんどこビートにのけぞります。ギターを弾くのはマイケル・スティーブンズという人で、ネイティブ・アメリカン特有の黒髪と顔立ちです。ネイティブ・アメリカンのビートをハードロックでやってみせたのは、彼らが唯一ではないでしょうか。グループは西海岸で生まれ、わずか1年の活動期間しかありません。レコードもこれ1枚きりです。
一方でアクースティックなコーラスも聴かせるのです。どんだけ幅広い趣味なんだ。(わたしは飛ばしてしまいますけど…)4曲目の「レイジー・ウーマン」という曲が、典型的なハード曲。まあ、このタイトルを聴いただけで、「レイジー」と「アメリカン・ウーマン」が合わさったような曲だと想像できてしまうわけです。ギターはソロをつるつる弾くものではなく、焦げ付いたリフを叩きつけてくるタイプです。
最後の「プロモーション・マン」はライブ録音(か、スタジオ一発録音)でしょう。この音の悪さと先行きの読めなさには興奮してしまいます。わたしは、サー・ロード・ボルティモアやフェルト、ユークリッドなんかの棚に置いておいて、米国ハードざんまいをやる時引っぱり出しています。暗くならずに済むハードロックです。