WIS1003(WORLD IN SOUND)
ヴァイオリン入りのUSサイケと言えば...イッツ・ア・ビューティフル・デイですよね。でもでも、まだ居るんですよね〜。しかもこのヴァイオリン奏者、只者じゃないんですよね〜。
フランスのジャズ・ロック・グループ、TRANSIT EXPRESSのヴァイオリン奏者David Roseが渡仏前に在籍していたことでユーロ・ロック・ファンにも知られる、アメリカのジャジーなサイケ・ロック・バンド。74年発表の傑作。レイドバック感溢れるロングトーン・ギターと瑞々しいアコースティックピアノが掛け合うフォーク・ロック曲は文句なしの心地良さ。ブルージーなツインファズとハモンドが織り成すALLMAN系のぶっといアンサンブルにDavid Roseのヴァイオリンが絡み合うプログレッシヴなサザン・ロック曲は、「土臭いアメリカン・プログレ」の系譜としてFLOCKに通じるものがあります。ヴァイオリン以外にも、ハープシコードなどユーロ調の楽器を積極的に取り入れつつ、それらを米国らしい大らかなサウンド・メイキングで包み込んだ音像は、稀有にして非常に心地良い肌触り。全ロックファンに聴いてもらいたい味わい豊かな隠れ好盤です。
MAMA LIONやMERRYWEATHERでの活躍でも知られるNeil Merryweather率いるグループ、73年作2nd
2,290円(税込2,519円)
ROD STEWART/AN OLD RAINCOAT WON'T EVER LET YOU DOWN (THE ROD STEWART ALBUM)
英国を代表する稀代の名ヴォーカリスト、69年1stソロ
570円(税込627円)
PFMで活躍したヴァイオリニスト、79年作1stソロ、地中海音楽×ロックの大傑作!
仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース
Jean Luc Ponty、Robert Wyatt、Terje Rypdalなど参加のライヴ、超スリリングなジャズ・ロック!
73年発表の2nd、『火の鳥』の邦題でも親しまれる、テンションみなぎる傑作!
鬼才ヴァイオリニストMARCUS VIANA率いるブラジリアン・シンフォ・バンド85年作1st、情緒溢れるヴァイオリンと柔らかなキーボードによるスケールの大きなシンフォ・サウンド!
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未発表集?の感。但し、楽曲の質は高いですが。(1 拍手)
黒吉さん レビューをすべて見る
音質の有り方がカセットデモの様な感じで、近年のプロトゥールの高度化で陽の目を見たのでは?という感があります。曲によっては、テープのヨレも。
かのDavid Rose在籍のバンドで、ヴァイオリンだけで無く、リードヴォーカルもこなしております。
何か、フェリックスパパラルディーが歌ったマウンテンの曲とかを思い出します。非常に素朴でプログレ色が薄くした初期カンサスとも。当時のアメリカンハードロック系とも。意外と泥臭さは少ないです。
但し、David Roseの演奏は特筆もの。このバンドの音楽性もあり、後のTransit expressやソロ(実質は同じと言えますが)の様な洗練されたジャズロック色は、非常に薄いですが、流石と思わせるものです。後の洗練されたスタイルとは異なる、原石の輝きとでも言いますでしょうか。