MP3306(PATJAPROG)
デジパック仕様、ボーナス・トラック1曲。
ユーロの深い森が目に浮かぶような幻想性とニューエイジ・フレイヴァー、そして、中世的古楽的なエッセンス。70年代に作品を残したフランスのバンドによる復活の2015年作。
ANGEやMONA LISAなどにも通じるフランスらしいシアトリカルなスタイルで活動し、79年に唯一作『LA NATURE VIT』を残したフランスのプログレ・グループ。2010年代に入り復活してから初となる2015年作。沈み込むようにほの暗くたなびくバッキングからしっとりと紡ぐリードともにユーロの深い森の幻想性たっぷりなシンセを中心に、中世古楽的な気品のあるアコギ、ハードながらヴェールに包まれたようなトーンが印象的なエレキにより描かれるシンフォニック・ロックが特徴。ニューエイジ色もあるフランス語のヴォーカルも演奏にうまくマッチしています。
ウクライナ出身のコンポーザーAntony Kaluginによるソロ・プロジェクト、様々な楽器の多彩な音色が有機的につながり描き出された2015年のシンフォ傑作
2,200円(税込2,420円)
PHIL COLLINSの息子SIMON COLLINSがドラム/ヴォーカルを担当する英シンフォ・バンド、13年デビュー作!
590円(税込649円)
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月〜12月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2019年7月〜12月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
【改訂】アトール/組曲「夢魔」から巡る世界のプログレ探求紀行
アトールの2nd『組曲「夢魔」』を出発点に、他の作品へとカケハしながら、世界のプログレをレコメンドしてまいりましょう。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 側面部に色褪せあり
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フレンチ好きの私にはたまらない素敵なアルバムでした!!(0 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
フレンチ・プログレ・シーンも下火になってきた70年代終わりに、Mona Lisa、Pentacleなどにも通じるフレンチ・シンフォを、よりクリアーに仕上げたような唯一作をリリースしたOrionは、2013年に、突如1980年に録音されていたセカンドアルバムをMuseaからリリース、結構ハードな演奏に変わっていいました。それに引き続き発表された本作は、その両方を良い方向にミックスしてくれました。1990年代のPulsarやEclat、Edhels等の様な感触も時々感じられます。また、Jean Pierre Alarcenの様にエモーショナルなギターのソロや、淡いシンセの音色なども素晴らしいです。クリアーでありながらも力強い演奏を堪能できる、かつてのイディオムを21世紀風に仕上げた味わい深いシンフォロックのアルバムです。フレンチもの好きの私にはたまらない素敵な作品でした。