MICHAEL DES BARRES BAND/CARNABY STREET
SILVERHEAD、DETECTIVE、POWER STATIONなどで活躍したカリスマ・ヴォーカリスト、12年作
1,890円(税込2,079円)
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こういう音を聴くと80年代は暗黒だったと思わざるをえない(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
はっきり申し上げて、シルバーヘッドや、ティテクティブの路線を期待して調達する音ではないです。プロデュースは、マイク・チャプマン。チャプマン=チンで、グラムロック、ポップスの製造マシーンだった人です。80年代テクノに乗るデ・バレス、という雰囲気で全体が進んでいくので、とてもフラストレーションたまります。彼の歌唱力は堪能できるのですけれど…。
デ・バレスお面をエキストラにつけさせて、「俺は人間だ」とタイトルつけるのも意味不明です。だったらテクノなんかやらせずに、ヘビーロックで勝負させたらよろしい。デ・バレスの本業は歌手ではなく俳優。それも代表作のない…。だから制作サイドのシチュエーションを演じてしまうのが巧みなのですが、ディテクティブやパワー・ステーションで成功したのだから、その路線で行くべき、ということをチャプマンはわからなかったのか。スージー・クアトロやスイートで、あなたは当てたのではなかったのか。
文句ばかりになってしまいます。シンセサイザーが気になるものの、ヘビーロック路線の曲はありまして、それが救いです。