元COLLAGEのギタリストMirek Gilによるグループ。08年作。ロング・トーンのメロウなギター、しっとりとした歌声の叙情的なヴォーカルと優美なメロディ、艶のあるヴァイオリン、繊細なタッチのキーボードによる荘厳なメロディアス・ロック。
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ポーランドの要注目Collage分派バンド(3 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
08年作
ポーランドを代表するグループであったCollageのMirek Gilが新た
に結成したバンドの作品。内容はCollageよりも同国Satelliteの系
譜になるであろう雰囲気を持ったものです。ポーランド在住の日本
人の女性ヴァイオリニストがパーマネントメンバーとして参加して
おり、キーボードがゲスト扱いと言うのがシンフォニック性を持っ
たバンドとしては意外ですね。
全体的にはハードなアンサンブルもあるのですが、落ち着いた渋い
メロディーや緩やかに流れる曲展開からか、耳に優しいメロディッ
クロックという印象。キーボードはあまり主張せずになめらかなパ
ッドやメロトロン系音色を奏で、シンフォニックな旨みはむしろ要
所要所で登場するヴァイオリンやゲストのフルートに負うところが
大きいです。もちろんMirek Gilのメロウなギターワークも健在。
プログレフィールドでの経験値の高いメンバーが織り成す、味わい
深い作品となっています。
1stアルバムが好きならば、まず間違いないです。(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
ポーランドらしいメロディアス・シンフォ・ロックを聴かせるBELIEVEの08年作2ndアルバム。
キーボードがゲスト扱いになってはいるがメンバー構成は変わっていない。
全編に配されているヴァイオリンや、ゲストで参加しているフルートも効果的だし、ゲスト扱いではあるがポイントを押さえたキーボードも良い。
アコースティック・ギターの使われ方のためか少し穏やかな作風になった感じはするが、基本路線は踏襲されているので前作を気に入ったならば間違いないと思う。
私が持っているのは初回限定盤で3曲のボーナス・トラックが入っていて、ヴァイオリンとピアノをメインにした曲など本編とは少し異なる味わいのある曲を聴くことが出来る。
ラスト曲のタイトルが「BEST WISHES FOR ROBERT FRIPP」で、BELIEVEとROBERT FRIPPの接点を感じたことがない私は意外に思ったのですが、確かにFRIPP愛に満ちた曲でした。