90年規格、定価2718+税。
冒頭から炸裂する、BRAND Xにも比肩する超絶テクニカルなジャズ・ロック・アンサンブル!と思ったら、日本的情緒を感じるアコースティックな幻想美も巧みに織り込んでいて、緩急自在なサウンドが実に見事。これぞ日本プログレの金字塔ですね。
日本を代表する世界基準のプログレッシヴ・ロック・バンド“アイン・ソフ”のデビュー・アルバムにして最高傑作!!
一触即発とも云える緊張感の中で難産の末に生み出された史上空前の完璧サウンドは幻想的且つ崇高な音絵巻だ!(レーベル解説より)
ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラと、ディス・ヒートを結成するドラマー、チャールズ・ヘイワードを中心とするグループ、75年リリースのカンタベリー・ロック名盤!
830円(税込913円)
3月は、我らが日本のプログレッシヴ・ロックに注目します☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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ジャズロックからシンフォまで(1 拍手)
purebluesさん レビューをすべて見る
日本のプログレッシヴ・ロックバンド、アイン・ソフの1st。1980年リリース。
1970年に神戸で結成された「天地創造」が改名。
日本人にしては珍しいオールインストゥルメンタル・ジャズロックバンドである。
まず1曲目の出音がインパクト抜群!全楽器が超絶技巧で一斉に音を出したかと思うと凄まじい疾走感で一気に聴かせてしまうジャズロックナンバーである。
しかしながら、全体からはどこか牧歌的で幻想的な印象を受けるところはやはりカンタベリーへの憧憬か。技巧一辺倒とならず、ギターやピアノのフレーズひとつとってもセンスの良さを感じさせ、フュージョン一歩手前で踏みとどまる爽やかな「プログレ」である。
しかし、20分以上に及ぶ「組曲:妖精の森」はかなり濃厚なシンフォ大作で明らかに他の曲と一線を画する。ギターもギルモア化(?)し、個人的にはイエスというより「原子心母のバンドバージョン」を彷彿とさせる。