イギリスの女性4人組、75年に録音され、なぜか北欧のみでリリースされた激レア盤。サウンドは、ジャズ・ロックのエッセンスを取り入れた表情豊かなプログレッシヴ・ロック。ジャジーなエレピ、クラシカルなピアノ、スペーシーなキーボードなど、縦横無尽のキーボードを中心に、変拍子を巧みに操り、緩急自在にめくるめく展開していきます。若干バタバタしたところもありますが、様々な音楽的エッセンスを取り込む柔軟なアレンジ・センスと先の読めない構成のアイデアは特筆もの。恐るべし女性カルテット!
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
1,832円(税込2,015円)
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ジャケがヒプノシスなら超人気盤だったろうに・・・泪。(6 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ルックスがいいのは当たり前となったのは何時からだろうか。ジャケ写のメンバー見て買う気になる方はまずいないだろう(うう、ごめんなさい)…。ジャケで★一個マイナス。
じゃあなぜオーダーしたのか?と問われればAUDIO ARCHIVESから出てるんなら、おい?となっちゃうので(CIRKUSの2&3、ゲットするのに随分苦労したからねえ…)。
ハッキリ言いましょう。ジャケさえ気にしなければかなりのモノです。70年代英国プログレポップ&ハードと云われるフェニックス、シテイ・ボーイ、チャーリー、トリックスターetcと比べても遜色ない、女性四人組とはとても思えない(思わん方がいい)コロコロ展開する内容には驚きました。6曲目のカヴァー「Lady Madonna」を聴けば唸ること確実です。
インナーにもありますが、ゴンザレスやヴィヴィアン・スタンシャルとのギグもこなしてた彼女たち、よくもまあ、こんな傑作を残してくれました。
モノクロトーン感のある女性4人組のプログレッシヴ・ロックです(5 拍手)
アズマ・シローさん レビューをすべて見る
初聴きはパッとしませんが、何度も聴くうちにスルメ的な味わいが有り、ジャズの要素も取り込んだサイケ色もあるプログレッシヴ・ロックではないかと思います。これという特筆すべきメロディ、演奏、女性の声などあまり感じられませんが、全体として一体感が有り、聴く度に75年という年代を感じさせモノクロトーンを感じるサウンドです。Fusion Orchestraなどが好きな方は一聴の価値はあると思います。