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ネットショップなのに、試聴機が!? スタッフがテーマ別にCDをセレクト&レコメンド!
「天使の歌声」とも称される英プログレを代表する女性ヴォーカリスト。クラシックの素養を感じさせるクセがなくふくよかでかつ伸びのある美声を特徴とします。彼女のヴォーカルの魅力が存分に堪能できるこの名曲をどうぞ!
妖艶さという点においてこの方の右に出る者はいませんよね。クラシカルなヴァイオリンとブリティッシュ然とした渋めのオルガン、そして彼女のブルージーな歌唱が引き起こす化学反応がCURVED AIRならではの魅力でした。
こんなにもジャズ・ロックに合う女性ヴォーカルって他に知りません。独特のハスキーヴォイスでアンニュイに囁きかけるようなスタイルが何とも印象的。ソロ作品ではドラマティックなバラードも見事に歌い上げており、そちらも必聴モノ。
英ハード・ロック・バンドBABE RUTHのヴォーカリスト。英ロックらしい「哀愁」を感じさせる数少ない女性ヴォーカリストの一人と言えるでしょう。抑制を利かせた所から一気に叙情的に溢れだすような歌唱が素晴らしい、ドラマティックな表現力にも長けた名ヴォーカルです。
MELLOW CANDLEやマイク・オールドフィールド作品などで知られる女性ヴォーカル。アニー・ハズラムの声質をシャープにしたような清廉な印象の美声が特徴。英国の森の奥深くから聴こえるようなミスティックな雰囲気を湛えた声質が絶品です。
マイク・オールドフィールド関連で言えばこの人も外せません。『FIVE MILES OUT』『CRISIS』などポップ化したマイクのサウンドに絶妙なマッチングを聴かせる愛らしいフィメール・ヴォイスが魅力的。各国で大ヒットを記録したこのポップ・チューンをどうぞ!
英プログレッシヴ・フォークの名グループSPIROGYRAを始め、EGG、NATIONAL HEALTH、HF&Nなどのカンタベリー名盤の数々でもその歌声を披露している歌姫。英国らしいリリシズム溢れるセンシティヴな歌唱が静かに胸を打ちます。
オリジナルRENAISSANCEからの派生バンドとしてアニー・ハズラム在籍のRENAISSANCEと双璧をなすグループ。ジェーン・レルフはブリティッシュらしいメランコリックな陰影を湛えた粛々とした声質の持ち主で、『醒めた炎』という邦題のイメージにもピッタリハマります。
ジャズ、ブルーズ、フォークなどを巻き込んだ熱気溢れるハードロックを聴かせる好バンド、その核となるのがジル・サワードのパワフルな歌唱。シアトリカルとさえ形容できそうな巧みなニュアンスの付け方がまた見事です。彼女はのちに英ジャズ・ファンク・グループSHAKATAKに参加。
メイン・ヴォーカルではなくとも、バンドになくてはならない声というものがあります。ジリ・スマイスによるスペース・ウィスパー・ヴォイスこそその最たるもの。GONGのサイケデリック・スペース・ワールドを彩る不可欠要素ですね。
OPUS AVANTRAのデビュー作では誰もが衝撃を受けたであろう彼女の歌声。クラシックに根ざした格調高い歌唱がふいに狂気へと振れる瞬間はまさに鳥肌モノ。前衛クラシカル・シンフォニックという孤高の音楽性を確立した名盤ですね。
日本にもファンが多いというイタリアを代表するカンタゥトリーチェ。I POOHのプロデューサーを迎え、甘く広がるクラシカルなストリングスと牧歌的なメロディラインに瑞々しいフィメールヴォイスが映えるこのデビュー作、さながら女性版イ・プーと言える!?
元MUSO ROSENBACHと元J.E.T.のメンバーが結成したということでプログレファンにもお馴染みのグループですよね。アントネッラの力強く張りのある歌声の素晴らしいこと!当時は彼らのヒット曲が日本のCMにも使用されるほどの高い人気を誇りました。
RENAISSANCEなどに通じる正統派シンフォを聴かせるフランスのグループ。フレンチ・プログレを代表する名ギタリスト、ジャン=ピエール・アラルサンによるエモーショナルな泣きのギターとローズ嬢のブルーズフィーリング薫る味わい深いヴォーカルはまさに相性抜群です。
GONGにジリがいるように、MAGMAには彼女のコーラスワークが不可欠でした。狂騒を煽るような不穏さに満ちた呪術コーラスが、聴き手を彼らの作り出す内宇宙へと誘なう役割を担っていたのは確かでしょう。ローティーンにしてフレンチポップス歌手としてレコードデビューしたという意外な経歴も面白い人物です。
狂気的なヴォーカル部門なら間違いなくNo.1なこの方。HENRY COW、SLAPP HAPPYなどでもヴォーカルを歴任しましたが、狂気という点ではやはりこのグループでしょうか。ヴォーカルだけで聴き手をゾクリとさせるスリルを演出できる稀有な歌い手ですね。
ドイツのブルージーなヘヴィ・ロック・バンドFRUMPYで圧倒的なパフォーマンスを聴かせる女性シンガー。時々女性とは思えないほどの太くコシのある歌唱を披露しています。のちにゴスペル・シンガーに転身したという事実を取ってしても、その実力の程がわかるというもの。
ジャニス+ケイト・ブッシュ!?と言えるかはわかりませんが、それくらいのインパクトを持った魂の歌唱がただただ胸を打つデンマークのバンドSAVAGE ROSEのヴォーカリスト。それにしても声量、音域、節回し、どれを取っても文句のつけようのない素晴らしさ!
カンタベリー・タッチの洒脱なジャズ・ロックを聴かせるベルギーの名グループに在籍した女性ヴォーカル。タイトなリズムに導かれ流麗かつ精緻に展開していくアンサンブルの上を舞う、彼女の美しくしなやかなスキャットは絶品の一言!
90年代の女性ヴォーカル・シンフォとしては最高峰であろうポーランドのバンドQUIDAMのヴォーカリスト。RENAISSANCEを現代的に解釈したような清冽さとメランコリックなドラマ性が高次元に融合したサウンドに、これまたハズラムをよりエモーショナルにしたような切々とした美声が冴えわたります。
70年代より活動するギリシアの代表的女性ヴォーカリスト。地中海民謡のエッセンスも香るほのかなダークネスを孕んだ神秘的な歌声が魅力的で、一度ハマれば抜け出せなくなりそうな何かを感じさせます。いや、これは「魅力」と言うより「魔力」か!?
日本のPFMと呼ばれた関西の名シンフォ・グループ。テクニカルでダイナミックに疾走するアンサンブルに、透き通るような美声ヴォーカリスト、大木理紗による歌声が伸びやかに響き渡る…ジャパニーズ・プログレ屈指のファンタスティックさですよね!
現行プログレで要注目の女性ヴォーカリストといえば…ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏がプロデュースを手掛けるジャパニーズ・プログレ・グループの歌姫、Mizuki。クリムゾン、PFM、カルメン・マキ&OZといった70年代バンドのエッセンスと、J-POP的な耳馴染みのよさを持ったヴォーカルがマッチした情感溢れるサウンドを聴かせてくれます。