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PECLEC22637(ESOTERIC) 【71年発売CD】
18年リイシュー、デジパック仕様、CD+DVDの2枚組、リマスター、ボーナストラック5曲、DVDには1971年のテレビ出演時の映像を収録、NTSC方式、リージョンフリー。
RENAISSANCEと共に、女性ボーカルがフロントを務めるプログレッシブ・ロックバンドの代表格であり、紅一点Sonja Kristinaのパワフルな歌声とDarryl Wayのヴァイオリンをクラシカル且つソフトなサイケデリアで包んだイギリスのグループによる71年2nd。前デビューアルバムではダイナミックで力強いロックを奏でていましたが、本作ではデリケートでファンタジック、アコースティックなアンサンブルが映えるフォーク・ロック路線の作風へと変化しています。Francis Monkmanは前作でのラウドなギターをほとんど封印しVCSシンセサイザーの演奏に注力。アレンジも良く練られており、実験要素の強かった前作には無かった統一感が生まれています。18年リイシュー、デジパック仕様、CD+DVDの2枚組、リマスター、ボーナストラック5曲、DVDには1971年のテレビ出演時の映像を収録、NTSC方式、リージョンフリー。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
カーブド・エアは、メンバーに時々で優れた演奏者がいることで、クラシックやアカデミズムに彩られたバンドであると捉えられています。しかし、メンバーが一定であったためしがなく、一挙に主力メンバーが入れ替わったり、解散再結成を繰り返すDNAを持っています。つまりソーニャとバック・バンドという捉え方が正解なのです。だからソーニャが経済的に困窮すると、活動が始まるというパターンを繰り返すわけです。
言い換えれば、ソーニャ・クリスティーナが歌えるレンジがバンドの方向を決定する。歴史が長い割にレベルが上下しないのは、そのせいです。そう割り切って聴くと、このセカンドこそがバンドの代表作かもしれないと思っているところです。シングルの「バック・ストリート・ラブ」もありますし。ダリル・ウェイやフランシス・モンクマンが参加していても、ジャズに行ったり、ジプシー音楽に行ったりします。
最終曲の「ピース・オブ・マインド」が、カーブド・エアの歴史に残る大曲です。ルネサンスより小粒で世俗的ながら、ダイナミズムは負けていませんし、何よりウェイとモンクマンというきらきらした演奏者がいます。普通ルネサンスのような、絶対的ジャンルの王者がいれば、同じジャンルのバンドは並び立たないと思うんですけれど、英国のマーケットの面白いところです。