STILLROCK

メンフィスのフォーク・ロック・バンド、71年作、時にホリーズばりにキャッチーで、時に南部らしくアーシーな佳曲ぞろい！

米南部はメンフィス出身のフォーク・ロック・バンド。レオン・ラッセル周辺での活動で知られ、ジョージのバングラデシュ・コンサートにも参加したギタリスト＆シンガーのドン・プレストンが在籍。71年の唯一作。まるでホリーズのようなキャッチーな三声ハーモニーとハープシコードがまぶしいナンバーで幕開け！2曲目は、エミット・ローズやバッドフィンガーばりのセンチメンタルなポップに南部ソウル的なしなやかなストリングスやスティール・ギターが乗るナンバーで、米南部でもこんなにもビートリッシュなフォーク・ロックがあったんですね！と思うと、3曲目は、ご機嫌なオルガンにアーシーなヴォーカルとゴスペル・フィーリングたっぷりなコーラスが映えるスワンプ・ナンバーで、4曲目はジーン・クラークのソロっぽいメロウなナンバーでいかにも南部的。メインのヴォーカルが2人居る感じで、それぞれでポップなテイスト、アーシーなテイストと分かれているようです。とにかくメロディの良さは特筆。バーズなどキャッチーなフォーク・ロックのファンにはたまらないでしょう。プロデュースは、ドン・ニックスとドナルド・ダック・ダン！