ケベック出身の新鋭シンフォ・バンドによる12年デビュー作。独特のダークな質感を持つアンサンブルから哀愁漂うメロディーに至るまで、まさしくフロイド直系と言うべき音楽性を持つバンドなのですが、それだけに終わらないのがこのバンドの特徴。フロイド直系サウンドがケベックらしい耽美な陰影で包み込まれたかのようなこの味わい深い世界観に思わず耳を奪われます。ギルモア風のギターソロもまんまなのですがバッチリ決まっているだけに文句の言いようもありません。チャーチオルガン風の荘厳なサウンドや派手にうねるシンセなど多彩なキーボードも存在感を増し、中盤以降はよりアグレッシヴに攻め立てるようなアンサンブルを展開。現代のバンドらしいヘヴィネスも効いてきます。フロイドそのものな場面もあるものの、ケベックという土壌ならではの音世界を楽しませてくれる作品に仕上がっています。
ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!
2,490円(税込2,739円)
イギリスが誇る天才マルチ・プレイヤー、自身のルーツであるケルト音楽的壮大さと次作『CRISIS』で開花するマイク流ポップ・センスが楽しめる82年作!
590円(税込649円)
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フロイド・ファンはきっとハマります♪(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
カナダのバンドINNERSPACEの2012年デビュー作。
1曲目からまさにフロイド・サウンドで、ギルモア風のギターや雰囲気たっぷりなキーボードはもちろん、曲のアレンジにもその影響が感じられます。
ヴォーカルはウォーターズというよりもギルモア寄り。
つまり、後期フロイド・ファンに注目して欲しいシンフォ・バンドです。
フロイド・ファンはきっとハマります♪
一聴すると淡々としているような印象を持ってしまうのですが、何度か聴いているうちにじわじわとその良さが分かってくると思います。
その叙情的性、メロディアスでドラマティックなサウンド。
バンドは4人編成ながら、ゲストで10人以上のメンバが参加しており、そのあたりが、スケールの大きい世界観を作り上げるのに貢献しているのでしょうか。
2ndアルバムも聴いてみたのですが、そちらの方がオリジナリティはあります。
でも、私はこちらの方が好きです。