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名作[Time Tells No Lies]+Keyで理想的なプレマン(12 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
…だったのですが、本作が唯一のアルバムとなった。Praying Mantisの[Time Tells No Lies]はNWOBHM史を語るに欠かせぬ名作だが、音の幅の狭さがネックとなっていた。それを補う存在としてKey奏者は欠かせないのだが、加える間もなくプレマンがAristaを去る。中心メンバーのトロイ兄弟にC.バー、B.ショウを加えたのがStratusである。
音はプレマン以上に、プレマンしている甘美なメロディ、フックの利いたハードな音作り、華美にならないKeyが核となるすばらしい作品だ。
本作1枚で解散してしまうが、C・バーはプロジェクト「kaizoku」に、B・ショウはUriah Heepに参加する。トロイ兄弟は沈黙を続けるが、91年に日本のポニーキャニオンとHR/HM誌BURRN!のコラボ企画でプレマン再結成。その際にC・バーのIRON MAIDEN時代の盟友、D・ストラットンが参加するのは因果なものだ。