NORDAGUST/IN THE MIST OF MORNING
90年代から活動するノルウェーの3人組シンフォ/ゴシック・バンド、ANEKDOTENやANGLAGARDを彷彿させる10年デビュー作
990円(税込1,089円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
ヴォーカルがジョン・ウェットンっぽいので、エイジア好きな人は聴いてみて欲しい(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
英国産プログレ・バンドの2004年デビュー作。
少しジョン・ウェットンを思わせるようなヴォーカルと、そのサウンド・スタイルから、初期エイジアやジョン・ウェットンのソロ・アルバムあたりが思い浮かぶ。
エイジアの後に出てきたネオ・プログレ・バンドとは少し異なり、ヴィンテージ色のあるキーボードと、泣きのギターがドラマティックなサウンドを展開する。
ヴォーカルの声質によるのかもしれないが、これほどまでにエイジアに近づいたバンドは珍しいのではないかと思う。
というか、エイジア・タイプのバンドって、意外とありそうでないのではないかと感じる。
4曲目と5曲目がそれぞれ複数のパートで構成された曲になっている。
PT1・PT2と命名されていることからセットで考えていいと思うのだが、ここでは泣きのギターに導かれながらもキーボード・ロック色も顔を覗かせ、7曲目でメロトロンが入るとクリムゾン色も見え隠れする。
ボーナス曲が2曲収録されており、1曲がアルバム未収録曲のライブ、もう1曲がアルバム1曲目の別バージョン。
ライブ曲の観客の歓声にバンドの人気の高さが感じられるが、その後のアルバム発表情報が聞こえてこない。
もし、これが唯一作になってしまったとしたらとても残念な気がする。