RR0550(RECORD RUNNER)
メランコリックなアコギの響きに切ない民謡調のメロディ、そして南米ならではの官能美。荒涼とした大地をイメージさせるような哀感が全編を覆うシンフォニック・トラッド
アルゼンチンのシンフォ・バンドNEXUSのギタリストと女性ヴォーカリストによるデュオ・ユニットの08年デビュー作。味わい深い乾いた叙情の中にも秘められた情熱が伝わるギターによるメランコリックな旋律に、柔らかな美声が印象的な女性ヴォーカルが乗るスタイルで展開されるアコースティカルなシンフォニック・ロック。憂鬱さと南米的な官能美が交じり合った独特の雰囲気が何とも魅力的。ドラマティックに響くピアノも特筆です。民謡調の普遍性を持ったメロディが静かに胸を打つ名品。
ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!
2,490円(税込2,739円)
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泣きギターに誘われて…(0 拍手)
ブリティッシュドッグさん レビューをすべて見る
女性ボーカルって部分がクローズアップされそうだけど、特別魅力的とは感じませんでした。(女性ボーカルっていうだけのつながりで余談だが、ARRAKEENの2ndって売ってないのかなあ…)
引っかかったのは、むしろギター。泣きメロ中心のプレイをビシバシ披露してくれます。ただ、全然テクニカルって感じじゃないため「こんなレベル吐いて捨てるぐらいいますよ」って指摘されたら、「おっしゃる通り!」って答えるしかありません。
ああ、でも悲しい性かな…。なんか、こう乳ブリ〜ンって出されたら、無条件で反応してしまうみたいな、おっぱい星人…じゃない泣きメロ星人にとっては、琴線に触れる音色をブルンブルン押しつけられたら、「悪くないな〜」って思っちゃう。「いかんいかん!」と頭を横に振り、冷静に採点すると星2〜3が妥当。部分的には見るべき物はあり、かなり好きなところもあるが、楽曲の完成度がイマイチ。それから曲構成がインストが3曲もあったりして?(クエスチョン)です。…ひょっとして、本作って正規のアルバムじゃなくて、単品曲を集めたモノじゃあ…。
PS:私は、大手ブラジルの密林からデータで購入しました。理由1は、長らく本作のCD販売を見かけないこと。理由2は、輸入盤のいくつかが、互換性がよろしくなく、カーオーディオとパソコンCDがクラッシュ。以来輸入盤は、警戒しているため。