7599253952(PAISLEY PARK) 【94年発売CD】
GENTLE GIANT/ACQUIRING THE TASTE
実験精神あふれる趣向を凝らしたアイデアの数々を技巧的なアンサンブルで描き出す、初期GGの持ち味が発揮された71年2nd
490円(税込539円)
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1. Christopher Tracy's Parade |
2. New Position |
3. I Wonder U |
4. Under The Cherry Moon |
5. Girls & Boys |
6. Life Can Be So Nice |
7. Venus De Milo |
8. Mountians |
9. Do U Lie? |
10. Kiss |
11. Anotherloverholenyohead |
12. Sometimes It Snows In April |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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金太郎飴だった80年代の音を終わらせたのは彼(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
この時期のプリンスは、出してくるレコードのたびに全然違う方向で音がつくられていて壮観です。モノクロ映画のサントラだそうで、映画は見ていません。たぶん性的なモチーフとメタファーに満ち溢れた映像であろうと想像しています。「ラズベリー・ベレー」のような暗喩でなくて、もっと直截に性が音になっています。プリンスにとって性はコミュニケーションのための大事な儀式みたいなもので、ずっと制作の原動力になっています。
シングル「キス」は、ほとんどパーカッションと奇妙な声のみで、コード感さえありません。レコードの冒頭からずっと単調なビートとメロディの希薄な歌で構成されています。ポップ音楽において過激な音は、既存の価値の否定や破壊というネガティブな意味合いが強いもんですが、彼の過激さは常に新しい世界観の構成と肯定につながっていて、見事なものです。その代わりユーザーは、新しいレコードが出るたびに「慣れる」必要があるわけですが…。
これだけ新しい音なのに、ユーザーが離れずついていっている事実があります。改めてプリンスの独創性に驚くばかりです。