紙ジャケット仕様、06年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2730。
シンガポール出身で、ミュージカル「ヘアー」にオリジナル・ロンドン・キャストで出演した経歴を持つ異色の英SSW。クリス・スペディングやアンディ・ロバーツら腕利きによる好サポートを得て、存在感のある素晴らしい歌唱を聴かせてくれる名作なのです。
VINEGAR JOEの前身バンドDADAにも参加した英SSW。71年の1stソロ。Chris Spedding、Andy Roberts、Ray Russell、Madeline Bell、Doris Troyなど豪華ミュージシャンが参加。タイトなリズム隊をバックに、かきむしられるアコギ、芳醇なトーンのメロウなギター、グルーヴィーなオルガン&ピアノがグイグイと聴き手に迫る楽曲から、美しい陰影を描くアコギのアルペジオに透明感のある流麗なメロディとハーモニーとたゆたう楽曲まで、とにかく楽曲&アンサンブルが絶品。そして何より素晴らしいのがヴォーカルで、ちょっとアシッド臭もあるハイ・トーンが魅力の時にソウルフルで時にハートウォームな歌声はかなりの存在感。牧歌性や土臭さはなく、透明感と緊張感で全体が支配されているのは彼のヴォーカルの力でしょう。ヴァン・モリソン『アストラル・ウィークス』あたりのファンはこちらも是非!
ワーナー移籍後第一弾となる68年作、「アイリッシュ・ソウル」と言われるサウンドを確立した代表作
ジェントルな叙情美、ルーツ色、アシッド臭のバランスが絶妙な崇高な英SSW逸品、71年作1st
ソロとして活躍するSSWのRichard Diganceを中心とする英フォーク・グループ、71年唯一作
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