ブラジルのシンフォニック・ロック・グループ、02年の2nd。1stに比べ、サステインを効かせたテンション溢れるギター・ソロや音数の多いスリリングなベースがフィーチャーされ、プログレッシヴ・ロック然としたクールで緊張感溢れるアンサンブルが増した印象。同時にヴォーカルの比重も増し(ジョン・ウェットンに似ています)、叙情的なメロディの素晴らしさは特筆もの。スケールの大きな南米シンフォの名作。
ブラジル、女性key奏者を中心とするスケール感溢れるクラシカル・シンフォニック・ロック・グループ、94年リリース2nd
2,390円(税込2,629円)
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ターゲットは、Camel、EL&P、Sebastian Hardieあたりのファンの人(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
メロディアスなギターを中心に穏やかでゆったりとした曲調で聴かせるが、絶妙のタイミングで顔を出すキーボードも好感度が高いシンフォニック・ロック。
1stアルバムに比較するとヴォーカル・パートが増え、アルバムとしてのバランスが格段に良くなっている。
あまりテクニックを前面に出すタイプではなく、メロディの良さが魅力のバンドだと思うが、全曲組曲形式で大半の曲が10分を超える大作志向なので、プログレ・ファン、シンフォ・ファンを十分に満足させるだけのものを持っている。
緩急の変化はあまり激しくなく落ち着いた曲展開ではあるが、中弛みしないというか、飽きさせずに聴かせる曲構成は見事で、南米のシンフォ・バンドの中でもトップ・クラスと言って良いのではないかと思う。
ラストはヴァイオリン入りで定番のムソルグスキー「禿山の一夜」♪
このあたりもプログレ好き、クラシカル・ロック・ファンのツボを突いている。
メロディアスなギターと男性Voの声質はキャメル、キーボードが活躍する曲はEL&P・・・あと、最初に聴いた時の印象がセバスチャン・ハーディーだったので、彼らが好きな人もいかがでしょうか?