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テッド好きな人は、血液型を人に当てられてしまう（2 拍手）

たすけさん レビューをすべて見る

いつもやり過ぎの感のある、テッド・ニュージェントのカバーの中では、最もまともで、よくできているのではないかと思います。この人は、普通にしていればイイ男なのに、野獣に扮したり原始人に扮したり、実にイメージに忠実な人です。過激なコスチュームや言動に反して、ギターは意外とオーソドックスなハードロック・ギターです。これはすっかり自分が慣れてしまっているせいもあるんですが…。

この盤で強力な曲は、「ハンマーダウン」と「ドッグ・イート・ドッグ」。ファンク感覚もあるタイトル曲「フリー・フォー・オール」も、無重力感覚を味わえるハード曲です。やっぱり、ソリッドに押しまくるというより、ブルーズ感覚のあるメロディアスなギターです。何も深読みせず、口を開けて爆音にひたれるのがよいです。

テッド・ニュージェントで不思議なのは、テッド本人があまり歌わないところ。わたしは、適度に上手いボーカリストが歌うより、テッド本人のボーカルが好きなのです。ライブでの負担を考えて分業しているのだと思います。ボーナスで「フリー・フォー・オール」のライブがついています。イントロを聴いただけでわくわくします。