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CONQUEST OF THE PACIFIC

OAKSENHAM

FGBG4727AR(MUSEA) 【2006年発売CD】

評価:40 3件のレビュー

東欧アルメニア出身、フルートやヴァイオリンをフィーチャーした鮮烈なシンフォ・プログレ、AFTER CRYINGがお好きなら必聴の07年作!

アルメニア出身、フルート、ヴァイオリン奏者を含む6人編成のグループ。07年デビュー作。クラシック&古楽〜70sプログレ〜現代のテクニカル・シンフォといった流れをすべて呑み込んだ鮮烈なプログレッシヴ・ロック。キレのある演奏、瑞々しい音の数々、構築度の高いアンサンブル。とにかくスケールの大きなアンサンブルは圧倒的な存在感!先鋭的ながら暖かみに溢れ、格調高くも人懐っこい温もりがある。いにしえの音楽への深い探求とともに、現在進行形モダン・シンフォのテクニックと切れ味も備えている。これはすごいグループです。AFTER CRYINGあたりが好みでしたら、間違いなく気に入るでしょう。傑作です。

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レビュー一覧

評価:4 辺境アルメニアの注目グループ(9 拍手)

0321PROGさん レビューをすべて見る


06年スタジオデビュー作

今までアルメニアというとプログレッシブロックはArtsruniのみと
思われていましたが、ここに来てすごいのが・・・。

彼らはGentle GiantやGryphonに影響を受けたシンフォニックロック
グループですが、Gentle Giantのインスト楽曲である「Talybont」
そして「On Reflection」のカバーを収録していると言うことからも
確信的なプログレッシブロックへのアプローチが伺えます。
加えてハープやホルン、チェロ、オーボエ、バスーン奏者なども参加
しているとなれば、GryphonもしくはオランダのFlairckが引き合いに
出されるのは必至。
メンバーにはヴァイオリン、フルート奏者も在籍しており、プログレが
ほぼ不毛と思われていた地から突如として現れたグループとは思えない
充実の編成と言えるでしょう。

音楽的にはまさにショップ様のレビュー通りの内容。

なお、「1st」ではなく「スタジオデビュー作」としたのは、01年に
結成後、02年にすでにライブ盤「Woden''s Eve Live 」を製作している
ためです。
こちらはMUSEA流通の本作と違い自主リリースですが、本作収録の楽曲の
プロトタイプを多く演奏しており、音が若干粗いですが興味深い内容に
なっていました。

ナイスレビューですね!

評価:4 いいんでない(4 拍手)

J@manさん レビューをすべて見る

初めの部分では取っ付き難いが聴き込む内にぐいぐいと引っ張られ心を鷲掴み状態。最初の部分が分かれ目ですかね…
次作を大いに期待しています。

ナイスレビューですね!

評価:4 アルメニア産クラシカル・ロック(2 拍手)

yes_90125さん レビューをすべて見る

アルメニアのプログレッシヴ・ロック・バンドと聞いて、またしても「アルメニアってどこ?」状態なのですが、アルバムとしては一級品です♪
プログレ度の高いキーボード、時折へヴィーな演奏を聴かせるギター、メロディーを取るシーンも多いフルートとヴァイオリン、そして安定したリズム隊(ドラム、ベース)という6人編成。

ゲストでバスーン、オーボエ、ホルン、クラリネット、チェロ、ハープなどのクラシック楽器が加わるシンフォ・ロックで、全編インストながら最後まで引っ張っていく作品力を持っています。
ラストのタイトル曲は組曲形式になっていてトータル26分超えですが、各パートは独立しているので単独の曲としても楽しめるのではないでしょうか。
最後のパートでは、パーセルやエルガーの曲のメロディを取り入れていますが、アレンジは控えめでとても自然な流れの中で聴こえてくるのが良いと思います。
バンド構成から、クラシックの素養を持ったメンバーが結成したのではないかと思ったのですが、彼らの音楽を例える時にGRYPHONを出され、アルバムにはGENTLE GIANTのカヴァー曲も含まれているので出自はよくわかりません。
その後の消息は聞こえて来ないけれど、是非とも新作を発表して欲しいと思います!

ナイスレビューですね!