POLD402(POLYAVLOS)
廃盤希少!特殊ケース仕様、ギリシャ本国盤、CD-R。
ブズーキ+メロトロンの哀愁!これはもはや反則技で、ブズーキの硬いアルペジオにメロトロン・ストリングスがブワッと乗る瞬間の気持ち良さは、プログレファンならばハマること間違い無しです。by 0321PROGさん
ギリシアのグループ、76年作。ギリシアの伝統音楽と英米プログレが融合したギリシア・プログレを代表する名作。ロック・アンサンブルをベースに、ヴァイオリン、管楽器、ピアノ、フルート、ハーモニカ、バンジョーなどをフィーチャーしたサウンドは、圧倒的なオリジナリティ。
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ギリシャの土着感に恵まれたプログレ傑作(14 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
76年1st
Iraklisは、AkritasやSocrates、Aphrodite''s Childと共に、ギリシャの70年代
プログレを代表する存在であり、このデビュー作は、EMIから発表されたプログ
レッシブロックへの接近が顕著な作品です。
Latte E Mieleの「受難劇」のような雰囲気の華麗なオープニングから、ストリ
ングス隊と混声合唱を交えてクラシカルに展開されていきます。ギリシャ特有の
土着感が本当に素晴らしく、オーケストラセクション、そしてヴァイオリンやフ
ルートによるシンフォニックな味わいに負けじと、民族楽器、そしてメロトロン
をはじめ、レトロ且つ多彩なキーボードサウンドが取り入れられています。
ボーカルはどこまでもエキゾチックな響きであり、基本は歌モノの美しいメロデ
ィーを男女ボーカルが哀愁を持って歌い上げています。
個人的に是非聴いていただきたいのはブズーキ(マンドリン)+メロトロンスト
リングスの哀愁。これはもはや反則技で、ブズーキの硬いアルペジオにメロトロ
ンストリングスがブワッと乗る瞬間の気持ち良さは、プログレファンならばハマ
ること間違い無しです。
地中海音楽の傑作(2 拍手)
kaipa2007さん レビューをすべて見る
ギリシャは民族音楽調が強すぎると聴きづらくなるが、このIRKALISはぎりぎりの線でプログレといえるグループ。冒頭部を聴くと一瞬南米を思わせる音であったが、徐々に地中海サウンドへ。どのグループもそうだがギリシャはキーボード群がしっかりとしており、そこに絡まる民族楽器の音とが醸し出す雰囲気はこたえられない。
コレにもしっかりと「恋愛と美の女神」のDNAは受け継がれてます!「666」は超えてるな、傑作と断言しちゃう(嬉)。(0 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ギリシャとくれば Vangelis 、そいでもって「666」と「天国と地獄」なんでしょうか。
確かに「666」のジャケットのインパクトは強烈で(国内盤アナログ初回は変なイラストですが)「エーゲ海」なんて名曲も入ってます。
でも旧アナログD面(だったよな)の「∞」って・・・どう聴いてもオンナの喘ぎ声にしか聞こえないっ!
コレは FOCUS at the Rainbow の「悪魔の呪文」(今考えればスゴイ邦題ですな)と匹敵する、『女房に聴かせられない赤面作品』だと思ってます。
ただ「666」には珠玉の名曲「Break 」が入ってるんだよね(ファンの方、ごめんね)。
さて、ここから本題。アフロディテの魅力は「雨と涙」「I Want To Live 」「It's Five O'clock」といった必殺ポップ・バラードに尽きる!と思っておりまして、前述のBreakなんかも間違いなくソッチです。
本作品もアナログ時代は666同様二枚組のコンセプト・アルバム。
ただ中身はデミス・ルソス唄うポップ・チューンに迫る名曲が、ぎゅうぎゅうに詰められております。
いくらロケン・ロールやっても、曲間がプログレ風味のインストで無理なくつながってて「おぉっ!ブロード・ウエイか!」と独りで大興奮してしまいました(笑)。
Vangelis のソロ作「 Earth 」(これもCD化されとらんな。アナログは裏ジャケに解説の例のヤツ)に「Its' Five O'clock」のエスニック・ポップ・メロたっぷりまぶし!
さらに「イグナチオ」の荘厳さも兼ね備えていて、もうホント最高!プログレ云々は問わずに聴いてほしいです。
いかにもギリシア(0 拍手)
BB1963さん レビューをすべて見る
ギリシアの70年代プログレといえばAPHRODITE'S CHILD(そしてVANGELIS)、SOCRATESが比較的メジャーで、このIRAKLISやAKRITAS、NOSTRADAMUSあたりはコレクターズアイテムの位置になるようです。
実際限られた店でしか目にしないし、ギリシア文字が躍るビニール製のデジパックの本作を手にすると、何とも言えないレア感を覚えます。
音のイメージとしては上記のバンドと似た内容を感じることは事実です。