テキサス出身でグラム・パーソンズのカントリー・ロックに痺れてLAに渡ったミュージシャンであり、後にソングライターとして名を馳せ、ドン・ニックスやリンゴ・スターやエミルー・ハリスなど数多くのアーティストに曲を提供するゲイリー・トルバート・ニコルソンを中心にLAで結成されたグループ。71年のデビュー作。三声の豊かなハーモニーはこれぞウェストコースト的ですが、繊細さやもの悲しさが印象的で、乾いた哀愁を運ぶフィドル、憂いたっぷりのバンジョーやペダル・スティール、リリカルなピアノが描く陰影が胸に迫ります。フックに富んだメロディ・ラインはさすがゲイリー・ニコルソン。ウェストコースト・ロックのファンもスワンプ/南部SSWのファンも必聴の逸品です。
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