PRR220(PROGROCK) 【2003年発売CD】
KANSAS系の抜けの良さ、YESのような明瞭な楽曲展開、そしてGENESISのようなリリカルでファンタジックな雰囲気まで。クリスマスをテーマにした北米プログレの傑作。
非常にアメリカらしいメロディーの良さとキャッチーなバンドアンサンブルで聴かせるシンフォニックプログレバンドの05年作。タイトルから想像できるように、クリスマスをコンセプトに製作されたファンタジックでドラマ性に富んだシンフォニックロックの好作となっています。1曲目からKansas系の抜けの良さ、YESのような明瞭な楽曲展開、メロディーメイク、コーラスワークを見せ、まさに名盤の名にふさわしいオープニングと言えます。細かなユニゾンフレーズをつないでいくところなどはSpock's Beard、Neal Morseからロマンチックな部分を抽出したような出音であり、やはりアメリカンプログレファンにはたまらないポピュラリティーに富んだもの。また、そのコンセプト性もあってかGENESISが持っていたファンタジックな雰囲気まで兼ね備えており、アコギのアルペジオに乗ってボーカルが切々と歌い上げるパートはもちろんのこと、抜けの良いダイナミックなパートも独特の気品が感じられるのが個性的です。ウクライナ民謡であり、クリスマスコーラスの定番として様々なアーティストにカバーされている「Carol of the Bells」も収録。季節感が感じられつつも、それ以上にファンタジックなロック作品としての普遍性に富んだ傑作であり、アメリカ産プログレファンはマストアイテムです。
70年の唯一のアルバム、SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコードが絶妙に絡んだ美しすぎる英国フォーク
1,590円(税込1,749円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。