米東海岸出身のSSW、69年発表のなんとも物憂げな情感に充ち満ちた、名作品。ヴィオラ、ギター、ピアノ、オルガン、管楽器、リズム・セクションと配された楽器の構成は、一見豪華であるようで、何処か不思議とシンプルで、ヨレヨレのヘタレた感覚が何処までも素晴らしい、アシッド・フォーキーな好作品です。初めから演奏者が一番退屈しているかのようなこの特異な作品は、聴く者の耳にはまったく退屈することなく響いて来ます。
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