ウクライナ出身で、SUNCHILDでも活動するKey奏者Antony Kalugin率いるバンド、「ウクライナ」ならではのサウンドを極めた2013年の傑作5th
2,090円(税込2,299円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
ランドレス史上最も硬派(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
フェンダー3本に、ギブソン1本、ドブロが2本。スタジオにギターの写真がありまして、これがソニー・ランドレスがこの録音に要した全てなのでしょう。わたしは、ランドレスのユーザーになって間もなく、新譜だったこの盤を聴きました。タイトルから想像してブルーズを解釈する彼を聴いてみたくて、わくわくしました。聴いてみてびっくり。こんなブルーズを聴いたことがなかったからです。曲の解釈が斬新なわけではありません。むしろ原曲に忠実です。こんなにスライドしまくる、自由なギター演奏があるのか、と。そして圧倒的に現代的です。龍神のように天翔けるギターに、どっしり、がちっとしたリズム・セクションです。
ランドレスは、白人の立場からブルーズに近づいたわけでなく、生まれつきアフリカ系コミュニティの中で育った人だと聞いています。彼にとってこれらのスタンダード曲は子守唄に近いものでしょう。ブルーズから逃れられない、というのは自分の出自から離れることはできないのだ、の意味です。しかもブルーズを弾いて現在の地位を築いたわけでもありません。ポップで優しい曲を書いて人気の出た人です。適度にハードな演奏は新鮮なのです。2024.09.19