GATHERING OF THE LEGENDARY ELEPHANT MONSTERS

WICKED MINDでも活動するオルガン奏者によるイタリアの新鋭バンド、24年2nd、相変わらずの豪快かつ哀愁ほとばしるヴィンテージ・オルガン・ハード！

イタリア、ヴィンテージなサイケ・ハード・バンドWICKED MINDでも活動するオルガン奏者Paolo Apollo Negriを擁する新鋭バンドによる24年の2ndアルバム。デビュー作では70年代初頭の香りがプンプンのオルガン・オリエンティッドなハード・ロックを聴かせてくれましたが、本作でも相変わらずの豪快かつ哀愁ほとばしるヴィンテージ・オルガン・ハードを炸裂させていて思わずニンマリ。前作同様ジョン・ロードばりの爆発力とクラシカルな荘厳さを備えた堂々たるオルガンを全編で聴かせつつ、最初期URIAH HEEP彷彿のドロッとしたプログレ/アート・ロック感覚も盛り込んだサウンドが印象的。本当に70年頃の英オルガン・ハード・バンドによる発掘音源と言われても納得してしまうこだわりの音作りに圧倒されます。ハイトーンではないのに時々David Byronっぽく聞こえるヴォーカルも雰囲気抜群。前作と合わせて、とにかくヴィンテージ・トーンのオルガンを心行くまで堪能したい！という方にはベストマッチの作品ですよ！