シカゴに生まれサンフランシスコで活躍していたニック・グレイヴナイツの初のソロ・アルバム。自作曲がポール・バターフィールド・ブルース・バンドやジャニス・ジョプリンに取上げられ、数多くのバンドやセッションに参加して存在感を増して、ニックは次第にその名を知られていきます。今作は「永遠のフィルモア・ウェスト」と対のようなアルバムで、「永遠のフィルモア・ウェスト」で使われなかった同時期のライヴ音源を収録。名義はニックながらもマイケル・ブルームフィールドの絶頂期の演奏が楽しめる内容になっています。また、ライヴとは別に3曲のスタジオ録音も収録。一定の評価を得ながらも永らく入手困難となっていた隠れた名盤と呼ぶに相応しい一枚。1969年作品。