紙ジャケット仕様、06年デジタル・リマスター、定価2800+税。
聴く人の感情を揺さぶる「詩情」と「ドラマ」。これぞイタリアと言える歌心いっぱいの傑作だなぁ。シンセからも西洋音楽の格調高さが溢れんばかり。
偉大なるテノール歌手Tito Schipaを父に持つ、イタリアのキーボーディスト/ヴォーカリストによる74年作。繊細なギター・アルペジオと内省的で優美なヴォーカル&メロディによる弾き語りをベースに、バンド演奏とオーケストラがプログレッシヴなエッセンスを加えます。手数多くシャープでいてふくよかな温かみのあるドラム、「紡ぐ」という言葉がぴったりに切々と感情を表現するリリカルなギター、物憂い叙情を帯びたキーボード、格調高くクラシカルなストリングスからは、これぞイタリアン・ロックと言える聴き手の感情をかきむしる「詩情」と「ドラマ」が溢れています。20分を超える楽曲でのまるでクラシック!と言える鮮やかな構築美も見事。NEW TROLLSやFORMULA 3あたりの歌心いっぱいの楽曲が好きなら間違いなく気に入るでしょう。イタリアの歌心溢れる傑作。
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1. 過ぎ去りし日々 |
2. 北側の目(アルコール) |
3. 君たちは孤独じゃない |
4. そしてひとりだけ |
5. 檻の中 |
6. 組曲 アルベルト,過ぎ去った1000年:a.起源~b.熟考の間~c.新しい世界~d.あなたがた~e.欲するがままに-それは私自身 |
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