鮮やかな再結成を見せたアメリカのシンフォニック・ロック・バンドHOLDING PATTERNのギタリストであり、近年はイタリアのALEX CARPANIのプロジェクトへの参加など、活動が活発化しているTONY SPADAによる、93年のソロアルバム。その内容はHOLDING PATTERN譲りのメロディアスなシンフォニック・ロックとなっており、ほとんどの曲がTONY SPADAのギターをフューチャーしたインスト作となっています。音楽的にはSTEVE HACKETT、特に79年作「Spectral Mornings」あたりからの影響の色濃いものです。ソロアルバムとは言ってもバンド体制により録音されており、各楽器ともかなりシンプルな味付けとなっているものの、アメリカらしいふくよかで抜けの良いサウンドとGENESIS系の淡い叙情性のコンビネーションは特筆すべきものであり、07年の再結成作のクオリティーも納得の好盤となっています。STEVE HACKETTルーツの作品の中でもトップクラスの出来と言えるでしょう。
JAEN KIEF/LAS HADAS NO VUELAN MAS II
南米の秘境コロンビアから突如現れたハイクオリティなシンフォニック・ロック・グループ、08年作2nd!
2,350円(税込2,585円)
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