ポーランドの新鋭バンドによる、24年デビュー・アルバム。女性ヴォーカル、ヴァイオリン奏者、そしてフレンチホルン奏者を含む編成を特徴としており、クラシックにも通じた独自の美的センスが発揮された、エモーショナルかつスタイリッシュなサウンドを展開します。ひたすらクラシカルで気品高いヴァイオリン、泣きのフレーズをとめどなく紡ぎ出すエッジの効いたギター、ここぞの場面で登場して哀愁を添えるフレンチホルン、そして厳かでメランコリックな女性ヴォーカル。デジタル音響を散りばめるセンスも秀逸で、息をのむような幻想的かつ芸術的な音作りに貢献しています。演奏陣の中ではヴァイオリンの表現力が特に素晴らしく、本格的なクラシックの素養を感じさせる深みある演奏が、アンサンブルのレベルを押し上げていて注目。プログレというよりは「アート・ロック」と表現したくなる傑作です。
旧ユーゴ屈指の名グループによる75年のデビュー作、ユーライア・ヒープやウィッシュボーン・アッシュのファン必聴の名作
2,590円(税込2,849円)
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